このブログ記事は、地酒専門店「酒逢(さけおう)」が、入荷ごとに実際に開栓・試飲して記録しているテイスティングレビューです。商品ごとの香り、口当たり、旨み、余韻、飲み方、相性の良いおつまみを、購入前の判断材料としてできるだけ具体的に紹介しています。

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生酒を氷温熟成→瓶火入れで閉じ込める"滑らか"と"涼やか" | 出羽桜 蔵涼み 特別本醸造、若々しさと落ち着きの両立が凄い!

出羽桜 蔵涼み 特別本醸造

#試飲 ができる、こだわりの #地酒専門店酒逢

本日も元気に13時より営業致します!

さて本日も、美味しいお酒のご案内
山形県の #出羽桜酒造 さんから新入荷!

#出羽桜蔵涼み特別本醸造
1540円/720ml 2970円/1800ml
(日本酒度 +1 酸度 1.4 精米歩合55% alc 13度)

*** 圧縮6行お酒紹介🍶 ***

① 関連ワード:出羽桜/でわざくら/山形/出羽桜酒造/特別本醸造/山形酵母/山形県産米/瓶火入
② 無理矢理ひと言で →【生酒を氷温熟成→瓶火入れ、若々しさと落ち着きの両立】
③ 万人受け度  ★★★★★★
④ ストーリー性 ★★★★★
⑤ 推奨飲み方:キンキン・常温
⑥ お勧めのアテ:茄子の煮びたし、揚げ出し豆腐、焼き鳥ささみわさび、さざえ壺焼き、ぶり大根

より詳細は以下の文章をご参照😁

*** 圧縮終わり ***

「酒蔵の中の、涼しい環境が創り出す味わいを楽しむ、出羽桜の「蔵涼み」シリーズ。」
の特別本醸造バージョンです😁

出羽桜公式HPより以下引用

"氷温貯蔵庫「酒眠蔵(しゅみんぐら)」で、原酒をマイナス5度で熟成させ、「本生酒」を瓶詰め密栓後に、「瓶火入」方式で1回火入。爽やかな香りと風味を閉じ込めました。
「アル添酒の良さも、楽しんで欲しい...。」華やかさ・爽やかさ・涼やかさ、を楽しむ「特別本醸造」です。”

とのこと😀

お味は…
開栓時無音。
上立ち香はほのか、そして透明感を予期させる。和梨の果皮のような軽やかな雰囲気。
口に含むと「さらさら5+ふわふわ5」くらいの感じ、一切のひっかかりなく、まさに「シルクのように」口の中に広がります。

香りのベースはやはり和梨とか青りんご。ジュルジュルと味の奥を探ると、ほんのりカボスのような爽やか柑橘系も。

あと切れは抜群、喉を通り抜けるまでず〜っと「さらさら5+ふわふわ5」を保ち、あまり重力を感じず、ふわりさらりと喉を滑り落ちていきます。

日本酒度は+1、”辛口”とは言えない数値ですが、甘ったるさは皆無。
ほのかな香りとのバランスが絶妙で、和食全般なんでもいけてしまう食中酒です。

昨今の情勢でほんの少し値上げしましたが…、まだまだ全然【お値段以上】の素晴らしいまとまり。

合わせるおつまみは…、具体名を言うなら
茄子の煮びたし、揚げ出し豆腐、焼き鳥ささみわさび、さざえ壺焼き、ぶり大根

とかでしょうか…、和食全般なんでもいけます(断言)。甘み旨味を感じるものが尚良しな感じです。

もちろん #お味見 してからのご購入もできます。ぜひご用命下さいm(_ _)m
取り置き、ご相談をご希望の方はコメントをお願いします。

※ 遠方の方は、当店の通販サイトからのご注文も承っております。

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① このお酒を造っているのはどんな酒蔵ですか?特徴も教えてください

返答: 山形県の出羽桜酒造さんです。以前、酒蔵ガイドとしてまとめた概略を引用してご紹介します。

「吟醸の出羽桜」として知られる、山形・天童の出羽桜酒造。

80年代「桜花吟醸酒」で吟醸酒ブームを切り開き、吟醸酒を“日常の美味しい酒”にした立役者。

自社精米・低温貯蔵・脱酸素装置…、品質への投資は惜しまず、今も着実な進歩を続ける質実剛健な酒蔵。

現在、当店では出羽桜酒造さんの商品を48種類取り扱っております。酒蔵のより詳しい説明や、こだわりが詰まった商品の概要やラインナップの紹介は、こちらの専用ページで詳しくご覧いただけます。
👉 [ 出羽桜酒造 の酒蔵ページはこちら ]

② 特定名称分類(純米・吟醸など)の捉え方について

質問:そのお酒の特定名称を見れば、ある程度の味の傾向はわかりますか?

返答:特定名称は、あくまで原料や精米歩合による分類ですので、いわゆる”当社比”のようなものと考えて下さい。「その蔵の商品の中」ではある程度の傾向は把握できます(純米は純米吟醸よりも旨味があり、純米大吟醸は透明感や高級感がある…など)。しかし一般的にお酒を選ぶ場合は、ひとつの酒蔵の商品ラインナップ内で選ぶことは少なく、複数の酒蔵のお酒の中から選ぶ場合は、それほど明確な指標にはなりません。仕込み水・酒米・酵母・酒母・温度経過…など、日本酒の味は無数の分岐によって左右されるので、特定名称は参考程度で把握されることをお勧めします。

③ スペック(数値)による味の予測について

質問:酒米、酵母、日本酒度などのスペックから、味を予測することはできますか?

返答:正確には予測できません。数値や原材料の種類はあくまで「点」に過ぎず、それらが複雑に絡み合って日本酒の風味を形成しています。例えば「〇〇米のお酒」を何種類か飲んで、どれも美味しかった場合でも、それは「〇〇米が優れた米だから」ではなく、「その米の特性を理解した造り手が、そのポテンシャルを引き出す造り(精米や吸水や温度管理…など)をした結果」だと思って下さい。

同じ米、同じ酵母、同じ数値でも、蔵の仕込み水や設備、造り手の技術や手のかけ方で驚くほど味は変わります。スペック表を見てお酒を選ぶ時、例えば「生酛」「純米」「〇〇米」「△△酵母」とあった場合は、「カテゴリ:時代劇」「演目:忠臣蔵」「主演〇〇」「助演△△」と書いてあるようなものです。もちろん監督さんはその酒蔵さんです。「どんな作品なのか楽しみだ」といったスタンスで楽しむことをお勧めします。

④ 醸造アルコールについて

質問:醸造アルコールが添加されているお酒は避けたほうがいいですか?悪酔いすると聞いたのですが…

返答:残念ならが「純米=善、アル添=悪」と考えている方が一定数いるのは事実ですが…、醸造アルコール添加はむしろ「キレ」や「香り」をデザインするための、高度な技術の一つであり、醸造アルコール→悪酔いと直結するものではありません。一般的に…、吟醸香(=高級エステル香)はアルコールにのみ溶けるので、アルコール添加をしたほうが香りを多く保ちやすいこと、また口当たりの滑らかさやキレが良くなるという点で使用されているものが多いので、もしかするとその「悪酔いする」と言っていた人が悪酔いしたのは…、飲みやすくて飲み過ぎてしまったのかもしれません。

⑤ 失敗しない「選び方」のコツ

質問:自分の好みに合うお酒を、どうやって見つければいいですか?

返答:御覧頂いた「酒逢店主のテイスティングレビュー」に記載のあるスペックを参考程度に見たうえで、どんな香りや口当たりなのかもサラッと確認して、特に「おすすめされているおつまみ」の傾向をチェックしてみてください。「〇〇のような香り」「〇〇な口当たり」といった感想は個人差も発生しますが、「このお酒、〇〇に合いそう」という感覚は、一番ズレが少ない共通感覚であると考え、必ず少なくとも数種類のおつまみ名を記載していますので、ご参考にして下さい。

⑥ 日本酒という「趣味」の楽しみ方

質問:自分にとって「正解の1本」をどう探せばいいですか?

返答:日本酒の「合う・合わない」は、その日の体調や疲れ具合、一緒に食べる料理、さらには一人で飲むか、誰と一緒に飲むか…でも変化します。また「自分の好みの方向」ですら、時間とともに変わっていくものです。正解を求めるよりも、「今の自分にはこれが心地よい」という一期一会の変化を楽しむ中で、無限のバリエーションに触れ、その探求のプロセス自体を楽しむのが、日本酒という趣味の醍醐味だと考えています。