このブログ記事は、地酒専門店「酒逢(さけおう)」が、入荷ごとに実際に開栓・試飲して記録しているテイスティングレビューです。商品ごとの香り、口当たり、旨み、余韻、飲み方、相性の良いおつまみを、購入前の判断材料としてできるだけ具体的に紹介しています。

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原酒だけど柔らかい、夏に飲みたいキリッと純米|国権 純米原酒 夏酒

原酒だけど柔らかい、夏に飲みたいキリッと純米|国権 純米原酒 夏酒

#試飲 ができる、こだわりの #地酒専門店酒逢

本日も元気に13時より営業致します!

さて本日も美味しいお酒のご案内

福島県 の #国権酒造 さんの #季節限定 #夏酒 が入荷!

#国権夏酒純米原酒
1980円/720円 3630円/1800ml
(日本酒度 +3、酸度 1.5 精米歩合60% alc 17度)

*** 圧縮6行お酒紹介🍶 ***

① 関連ワード: 国権/こっけん/福島/国権酒造/純米/F701酵母/夢の香/原酒/火入
② 無理矢理ひと言で →【超軟水で醸す”原酒17.5度”のキリッと純米夏酒🎐】
③ 万人受け度  ★★★★★
④ ストーリー性 ★★★★★
⑤ 推奨飲み方:キンキン・常温
⑥ お勧めのアテ:メンチカツ、鶏せせり塩炒め、かつおのたたき、海老天、まぐろかま塩焼き

より詳細は以下の文章をご参照😁

*** 圧縮終わり ***

国権さん公式HPから以下引用

“夏に敢えて原酒!
アルコール分は高いのですが、ほどよい酸味とキリッとした喉ごしの酒質です。
冷やか常温でお飲み頂ける、飲み飽きのこない酒です。
もちろん原酒でございますので、そのままで強い方は、
グラスに氷を一かけお入れ頂いても十分美味しくお飲み頂けます。
夏季限定商品です。”

さて、お味は…
開栓時無音。

上立ち香はほのかに、米の甘みと旨味が香る、でも「どっしり」感は無く軽快な感じも予期させます。

口に含むと、ちょっと強めのアルコール感とともに、クリアながら濃厚さ、力強さ、米感を強く感じる。流石”原酒”で”アルコール17度”だけれど、それでも柔らかさを感じるのさすが国権さん😁

香りは派手ではなく、品の良い果実香。雑味のない葡萄や洋梨、ちょっと高級感すら感じる。
ジュルジュルと味を探ると、かぼすのように爽やかな部分も。

お米を噛み締めた時のような甘みと、ほのか〜な吟醸香との絶妙なまとまり、更には力強いアルコール感。
アルコール高めで原酒だけど…、”それだけじゃなく柔らかく優しい”まとまりが素晴らしいです。

喉を通すと、「ピリっ」とキレよく口の中から消えてゆき、アルコール感だけがチリチリと5秒ほど残ってふっと消えます。

「これこれ、夏に飲みたい日本酒ってこーゆーのだよ!」

となる清涼感もあり、また確かに濃いので、冷やしても、氷を一片入れても美味しいです😁

合わせるおつまみは…、具体名を言うなら
メンチカツ、鶏せせり塩炒め、かつおのたたき、海老天、まぐろかま塩焼き

とかでしょうか…、思いつくまま列挙しましたが、
和食全般に寄り添ってくれる感じではありますが、ちょっと濃い味の方がいいかもです

もちろん #お味見 してからのご購入もできます。ぜひご用命下さいm(_ _)m
取り置き、ご相談をご希望の方はコメントをお願いします。

※ 遠方の方は、当店の通販サイトからのご注文も承っております。

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① このお酒を造っているのはどんな酒蔵ですか?特徴も教えてください

返答: 福島県の国権酒造さんです。以前、酒蔵ガイドとしてまとめた概略を引用してご紹介します。

明治10年創業。数メートルの積雪に覆われる豪雪地帯、そして国内最高レベルの低硬度を誇る「超軟水」が湧き出る福島県南会津に居を構える国権酒造。

地酒王国・福島でも別格の「11年連続金賞」という実績を誇る。「正直な酒」を掲げ、伝説の名杜氏から受け継がれた緻密な技術を尽くし、超軟水の良さを素直に引き出した「柔らかく・綺麗で・優しい」味わいを醸す。

軽快な「てふ」・精緻な「一吉」、他にも多彩な表情を持つ「国権」の銘柄たち。南会津の自然と人の温かさを瓶に詰め込んだような、優しくも芯の強い、飾らない真っ直ぐな味わいを醸し続ける実直な蔵です。

現在、当店では国権酒造さんの商品を32種類取り扱っております。酒蔵のより詳しい説明や、こだわりが詰まった商品の概要やラインナップの紹介は、こちらの専用ページで詳しくご覧いただけます。
👉 [ 国権酒造 の酒蔵ページはこちら ]

② 特定名称分類(純米・吟醸など)の捉え方について

質問:そのお酒の特定名称を見れば、ある程度の味の傾向はわかりますか?

返答:特定名称は、あくまで原料や精米歩合による分類ですので、いわゆる”当社比”のようなものと考えて下さい。「その蔵の商品の中」ではある程度の傾向は把握できます(純米は純米吟醸よりも旨味があり、純米大吟醸は透明感や高級感がある…など)。しかし一般的にお酒を選ぶ場合は、ひとつの酒蔵の商品ラインナップ内で選ぶことは少なく、複数の酒蔵のお酒の中から選ぶ場合は、それほど明確な指標にはなりません。仕込み水・酒米・酵母・酒母・温度経過…など、日本酒の味は無数の分岐によって左右されるので、特定名称は参考程度で把握されることをお勧めします。

③ スペック(数値)による味の予測について

質問:酒米、酵母、日本酒度などのスペックから、味を予測することはできますか?

返答:正確には予測できません。数値や原材料の種類はあくまで「点」に過ぎず、それらが複雑に絡み合って日本酒の風味を形成しています。例えば「〇〇米のお酒」を何種類か飲んで、どれも美味しかった場合でも、それは「〇〇米が優れた米だから」ではなく、「その米の特性を理解した造り手が、そのポテンシャルを引き出す造り(精米や吸水や温度管理…など)をした結果」だと思って下さい。

同じ米、同じ酵母、同じ数値でも、蔵の仕込み水や設備、造り手の技術や手のかけ方で驚くほど味は変わります。スペック表を見てお酒を選ぶ時、例えば「生酛」「純米」「〇〇米」「△△酵母」とあった場合は、「カテゴリ:時代劇」「演目:忠臣蔵」「主演〇〇」「助演△△」と書いてあるようなものです。もちろん監督さんはその酒蔵さんです。「どんな作品なのか楽しみだ」といったスタンスで楽しむことをお勧めします。

④ 醸造アルコールについて

質問:醸造アルコールが添加されているお酒は避けたほうがいいですか?悪酔いすると聞いたのですが…

返答:残念ならが「純米=善、アル添=悪」と考えている方が一定数いるのは事実ですが…、醸造アルコール添加はむしろ「キレ」や「香り」をデザインするための、高度な技術の一つであり、醸造アルコール→悪酔いと直結するものではありません。一般的に…、吟醸香(=高級エステル香)はアルコールにのみ溶けるので、アルコール添加をしたほうが香りを多く保ちやすいこと、また口当たりの滑らかさやキレが良くなるという点で使用されているものが多いので、もしかするとその「悪酔いする」と言っていた人が悪酔いしたのは…、飲みやすくて飲み過ぎてしまったのかもしれません。

⑤ 失敗しない「選び方」のコツ

質問:自分の好みに合うお酒を、どうやって見つければいいですか?

返答:御覧頂いた「酒逢店主のテイスティングレビュー」に記載のあるスペックを参考程度に見たうえで、どんな香りや口当たりなのかもサラッと確認して、特に「おすすめされているおつまみ」の傾向をチェックしてみてください。「〇〇のような香り」「〇〇な口当たり」といった感想は個人差も発生しますが、「このお酒、〇〇に合いそう」という感覚は、一番ズレが少ない共通感覚であると考え、必ず少なくとも数種類のおつまみ名を記載していますので、ご参考にして下さい。

⑥ 日本酒という「趣味」の楽しみ方

質問:自分にとって「正解の1本」をどう探せばいいですか?

返答:日本酒の「合う・合わない」は、その日の体調や疲れ具合、一緒に食べる料理、さらには一人で飲むか、誰と一緒に飲むか…でも変化します。また「自分の好みの方向」ですら、時間とともに変わっていくものです。正解を求めるよりも、「今の自分にはこれが心地よい」という一期一会の変化を楽しむ中で、無限のバリエーションに触れ、その探求のプロセス自体を楽しむのが、日本酒という趣味の醍醐味だと考えています。