このブログ記事は、地酒専門店「酒逢(さけおう)」が、入荷ごとに実際に開栓・試飲して記録しているテイスティングレビューです。商品ごとの香り、口当たり、旨み、余韻、飲み方、相性の良いおつまみを、購入前の判断材料としてできるだけ具体的に紹介しています。

👉 在庫状況・ご購入ページを確認したい方はこちらからリンクへ

「重力を感じない」レベルで、口の中がふわっふわ | 国権 純米吟醸 銅ラベル、葡萄の果皮のようなお上品な余韻に浸る

「重力を感じない」レベルで、口の中がふわっふわ | 国権 純米吟醸 銅ラベル、葡萄の果皮のようなお上品な余韻に浸る

【定番酒・酒逢店主の味見ログ再投稿】

こちらの投稿は、当店が自信を持っておすすめする各酒蔵の「定番品」のテイスティングレビューを再構成・再投稿したものです。

大人気商品だからこそ定番化され、年間販売用に作るからこそ「この味でこの価格でいいの?」となりがちな定番酒ですが…、季節限定品とは異なり、常に安定したクオリティなので、わざわざ入荷のたびに味見やレビューはしておりません。

しかし2025年に通販サイト立ち上げた際に、改めてテイスティングした詳細を再投稿しますので、ぜひご参考になさって下さい。

※ブログ内の価格表記は投稿当時のものです。価格改定が行われている場合がございますので、最新の価格は必ずリンク先の通販ページにてご確認ください。


今回は、福島県・国権酒造が醸す看板銘柄「国権 純米吟醸 銅ラベル」のレビューをお届けします。

#国権純米吟醸60銅ラベル
1870円/720ml 3630円/1800ml
(日本酒度:+2、酸度:1.4、精米歩合60% alc 15度)

*** 圧縮6行お酒紹介🍶 ***

① 関連ワード:国権/こっけん/福島/国権酒造/純米吟醸/麹:山田錦 掛:夢の香
② 無理矢理ひと言で →【国権らしさ爆発!柔らかフワフワでほんのり香る…料理に寄り添う名脇役】
③ 万人受け度  ★★★★★
④ ストーリー性 ★★★★☆
⑤ 推奨飲み方:キンキン・常温
⑥ お勧めのアテ:なめろう、漬けまぐろ(ごま油)、イカ一夜干し、肉じゃが、砂肝炒め、酒盗

より詳細は以下の文章をご参照😁

*** 圧縮終わり ***

本日は、国権の大定番 国権 純米吟醸 銅ラベル!

商品紹介を以下引用します

“比較的華やかな香りが上立ちます。
口に入れるとほんのりとした甘さを感じつつ、キレのある喉越しが盃を重ねても飽きることなく飲んでいられます。
この価格にして、この香りと味。お買い得感のある純米吟醸です。”

とのこと!

さて、お味は!

色は無色透明、開栓時無音。
上立ち香は…派手な様子は皆無、クリアな雰囲気とやわらかな旨味を予期させる感じ。

口に含むと…、口当たりは極めて柔らか、重力を感じないレベルで、口の中でふわっふわしてます。
さすが国権さん、この「国権ならでは」なふわふわ感、好きなんですよね😁

香りはお上品な葡萄や柑橘っぽい香りをわずかに感じますが、派手さは皆無。
具体的には…葡萄の果皮の裏や種の近くで感じるような「ちょっと苦味も含んだ葡萄」の香り。
めちゃくちゃ綺麗な口当たり、穏やかな香り、同時に口の中にわずかながら感じる複雑味がアクセントに。

日本酒度+2なので、「すこし甘く感じる部分も…あるのかな」と思いきや、最後の最後まで #さらさら で #ふわふわ
そしてフレッシュではあるけど、落ち着きもあるような…料理に寄り添ってくれる名脇役って感じです😁

喉を通すと綺麗にキレて、舌の上に少しだけ旨味・複雑味が残る…、素晴らしく(・∀・)イイ!!

具体的には…
なめろう、漬けまぐろ(ごま油)、イカ一夜干し、肉じゃが、砂肝炒め、酒盗

思い浮かんだものを見てみると…「ちょっとだけ主張のある和食」…って感じなのかな?
是非お試しください!

このお酒の在庫状況・ご購入はこちら:

※通販ページでは「四合瓶 / 一升瓶」のサイズ切り替えが可能です。

関連するお酒をもっと探す:

▶ 酒逢店主のテイスティングレビュー&お酒紹介の一覧を見る

0件のコメント

コメントを残す

① このお酒を造っているのはどんな酒蔵ですか?特徴も教えてください

返答: 福島県の国権酒造さんです。以前、酒蔵ガイドとしてまとめた概略を引用してご紹介します。

明治10年創業。数メートルの積雪に覆われる豪雪地帯、そして国内最高レベルの低硬度を誇る「超軟水」が湧き出る福島県南会津に居を構える国権酒造。

地酒王国・福島でも別格の「11年連続金賞」という実績を誇る。「正直な酒」を掲げ、伝説の名杜氏から受け継がれた緻密な技術を尽くし、超軟水の良さを素直に引き出した「柔らかく・綺麗で・優しい」味わいを醸す。

軽快な「てふ」・精緻な「一吉」、他にも多彩な表情を持つ「国権」の銘柄たち。南会津の自然と人の温かさを瓶に詰め込んだような、優しくも芯の強い、飾らない真っ直ぐな味わいを醸し続ける実直な蔵です。

現在、当店では国権酒造さんの商品を32種類取り扱っております。酒蔵のより詳しい説明や、こだわりが詰まった商品の概要やラインナップの紹介は、こちらの専用ページで詳しくご覧いただけます。
👉 [ 国権酒造 の酒蔵ページはこちら ]

② 特定名称分類(純米・吟醸など)の捉え方について

質問:そのお酒の特定名称を見れば、ある程度の味の傾向はわかりますか?

返答:特定名称は、あくまで原料や精米歩合による分類ですので、いわゆる”当社比”のようなものと考えて下さい。「その蔵の商品の中」ではある程度の傾向は把握できます(純米は純米吟醸よりも旨味があり、純米大吟醸は透明感や高級感がある…など)。しかし一般的にお酒を選ぶ場合は、ひとつの酒蔵の商品ラインナップ内で選ぶことは少なく、複数の酒蔵のお酒の中から選ぶ場合は、それほど明確な指標にはなりません。仕込み水・酒米・酵母・酒母・温度経過…など、日本酒の味は無数の分岐によって左右されるので、特定名称は参考程度で把握されることをお勧めします。

③ スペック(数値)による味の予測について

質問:酒米、酵母、日本酒度などのスペックから、味を予測することはできますか?

返答:正確には予測できません。数値や原材料の種類はあくまで「点」に過ぎず、それらが複雑に絡み合って日本酒の風味を形成しています。例えば「〇〇米のお酒」を何種類か飲んで、どれも美味しかった場合でも、それは「〇〇米が優れた米だから」ではなく、「その米の特性を理解した造り手が、そのポテンシャルを引き出す造り(精米や吸水や温度管理…など)をした結果」だと思って下さい。

同じ米、同じ酵母、同じ数値でも、蔵の仕込み水や設備、造り手の技術や手のかけ方で驚くほど味は変わります。スペック表を見てお酒を選ぶ時、例えば「生酛」「純米」「〇〇米」「△△酵母」とあった場合は、「カテゴリ:時代劇」「演目:忠臣蔵」「主演〇〇」「助演△△」と書いてあるようなものです。もちろん監督さんはその酒蔵さんです。「どんな作品なのか楽しみだ」といったスタンスで楽しむことをお勧めします。

④ 醸造アルコールについて

質問:醸造アルコールが添加されているお酒は避けたほうがいいですか?悪酔いすると聞いたのですが…

返答:残念ならが「純米=善、アル添=悪」と考えている方が一定数いるのは事実ですが…、醸造アルコール添加はむしろ「キレ」や「香り」をデザインするための、高度な技術の一つであり、醸造アルコール→悪酔いと直結するものではありません。一般的に…、吟醸香(=高級エステル香)はアルコールにのみ溶けるので、アルコール添加をしたほうが香りを多く保ちやすいこと、また口当たりの滑らかさやキレが良くなるという点で使用されているものが多いので、もしかするとその「悪酔いする」と言っていた人が悪酔いしたのは…、飲みやすくて飲み過ぎてしまったのかもしれません。

⑤ 失敗しない「選び方」のコツ

質問:自分の好みに合うお酒を、どうやって見つければいいですか?

返答:御覧頂いた「酒逢店主のテイスティングレビュー」に記載のあるスペックを参考程度に見たうえで、どんな香りや口当たりなのかもサラッと確認して、特に「おすすめされているおつまみ」の傾向をチェックしてみてください。「〇〇のような香り」「〇〇な口当たり」といった感想は個人差も発生しますが、「このお酒、〇〇に合いそう」という感覚は、一番ズレが少ない共通感覚であると考え、必ず少なくとも数種類のおつまみ名を記載していますので、ご参考にして下さい。

⑥ 日本酒という「趣味」の楽しみ方

質問:自分にとって「正解の1本」をどう探せばいいですか?

返答:日本酒の「合う・合わない」は、その日の体調や疲れ具合、一緒に食べる料理、さらには一人で飲むか、誰と一緒に飲むか…でも変化します。また「自分の好みの方向」ですら、時間とともに変わっていくものです。正解を求めるよりも、「今の自分にはこれが心地よい」という一期一会の変化を楽しむ中で、無限のバリエーションに触れ、その探求のプロセス自体を楽しむのが、日本酒という趣味の醍醐味だと考えています。