このブログ記事は、地酒専門店「酒逢(さけおう)」が、入荷ごとに実際に開栓・試飲して記録しているテイスティングレビューです。商品ごとの香り、口当たり、旨み、余韻、飲み方、相性の良いおつまみを、購入前の判断材料としてできるだけ具体的に紹介しています。

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瑞々しさ・優しい旨味・でもピリリと辛い! | 手取川 夏 純米辛口、四季シリーズ“夏”らしい軽快な食中酒

瑞々しさ・優しい旨味・でもピリリと辛い! | 手取川 夏 純米辛口、四季シリーズ“夏”らしい軽快な食中酒

#試飲 ができる、こだわりの #地酒専門店酒逢
本日も元気に13時より営業致します!

さて本日も美味しいお酒のご案内

#手取川夏純米辛口 が新入荷😁

1870円/720ml 3740円/1800ml
(日本酒度・酸度:非公開 alc 14度 精米歩合 60%)

*** 圧縮6行お酒紹介🍶 ***

① 関連ワード:手取川/てどりがわ/石川/吉田酒造酒造/山田錦・石川門/無濾過/原酒/一火
② 無理矢理ひと言で →【手取川辛口四季シリーズ”夏”・瑞々しくピリリと辛い】
③ 万人受け度  ★★★★★
④ ストーリー性 ★★★★★
⑤ 推奨飲み方:キンキン・常温
⑥ お勧めのアテ:穴子天、生ゆば、焼き鳥ねぎま、漬けまぐろ、甘えび刺身

より詳細は以下の文章をご参照😁

*** 圧縮終わり ***

公式の商品紹介を以下引用

“【スペック】
原材料名 米、米麹
原料米 麹米 山田錦(兵庫県産)/掛米 石川門(石川県産)
精米歩合 麹米60%/掛米60%
アルコール度数 14%(原酒)

【特徴】
—螢川-
同じお米、同じ精米歩合で季節を表現する四季シリーズの夏。
当蔵の横を流れる小さな川は「螢川」と呼ばれ、水が綺麗なこともあり夜には無数の蛍が飛び交います。
幻想的な光景と夏の訪れを感じさせる爽やかな瑞々しい味わい。
「無濾過原酒 一回火入れ」のフレッシュな酸味が心地いい辛口純米酒です。

【飲み方】
10℃~15℃ ○ / ワイングラス ◯ / 冷酒グラス ○

【管理方法】
冷暗所にて保管。”

とのこと!

昨年の”冬”から取り扱いスタートさせてもらったこのシリーズ!
冬→春→【夏】が今回なので、もちろん当店初入荷、とても楽しみです😁

さてお味は…
開栓時無音。
色無色透明。上立ち香は控えめ、果実っぽい香りがふわりとするけど、どんな果実だか像を結べないくらい。

口当たりはさらふわ9+直後にくるお上品な甘みと透明感。
無濾過原酒だけどアルコール度は14度、一回火入れで更に落ちついた雰囲気。
冬・春と飲んで来ましたけど…更に落ち着いて飲みやす過ぎる、量間違えるやばいやつ⚠️

香りは…グアバ?スターフルーツ?ドラゴンフルーツ?派手な香りはないけどちゃんと香る…的な。
トータルとして軽快な中に、控えめな香り、味と奥行き…、まとまりが素晴らしく良い。
…と思っていたら、舌の上のアルコール感が後からぐいっと強く感じます。日本酒度非公開ですけど…かなり辛め。

喉を通すとふわりと落ちて、下の上には落ち着いた香りと、”辛口”のピリピリが10秒くらい長めに居座る。

紹介文中のこれ↓

>幻想的な光景と夏の訪れを感じさせる爽やかな瑞々しい味わい。
>「無濾過原酒 一回火入れ」のフレッシュな酸味が心地いい辛口純米酒です。

飲んでから読むと…「それな!」ってなる記載です😁

キンキンでも美味しいですが、少し常温に近くなって来てからが本領発揮。どんどん柔らかく、どんどん旨味が前面に来て、しかしキリッと辛いのは変わらない。飲む度にどんどん盃が進んでしまう優秀な食中酒。

合わせるおつまみ、具体名を言うなら
穴子天、生ゆば、焼き鳥ねぎま、漬けまぐろ、甘えび刺身

強いて挙げるとこんな感じですが、和食ならなんでもOKなオールラウンダー。
ただちょっとクセのある旨味のあるものがベターかな…と思います!

皆様もぜひお試しくださいm(_ _)m

もちろん #お味見 してからのご購入もできます。ぜひご用命下さいm(_ _)m
取り置き、ご相談をご希望の方はコメントをお願いします。

※ 遠方の方は、当店の通販サイトからのご注文も承っております。

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① このお酒を造っているのはどんな酒蔵ですか?特徴も教えてください

返答: 石川県の吉田酒造店さんです。以前、酒蔵ガイドとしてまとめた概略を引用してご紹介します。

霊峰白山の麓で150有余年。100年の歳月をかけて湧き出る「白山百年水」を使い、独特のキレと繊細な立体感を両立させる吉田酒造店。

伝統の"山廃造り"を現代的に再構築した「モダン山廃」の先駆であり、平均年齢30代前半の若きチームがその瑞々しい感性で、日本酒の次なるスタンダードを模索し続けています。

夏は蔵人が田に、冬は農家が蔵に入る「農醸一貫」の絆。白山の自然を次世代へ繋ぐ持続可能な酒造りを掲げ、その一滴には、地域と手を取り合う実直な情熱が宿っています。

現在、当店では吉田酒造店さんの商品を38種類取り扱っております。酒蔵のより詳しい説明や、こだわりが詰まった商品の概要やラインナップの紹介は、こちらの専用ページで詳しくご覧いただけます。
👉 [ 吉田酒造店 の酒蔵ページはこちら ]

② 特定名称分類(純米・吟醸など)の捉え方について

質問:そのお酒の特定名称を見れば、ある程度の味の傾向はわかりますか?

返答:特定名称は、あくまで原料や精米歩合による分類ですので、いわゆる”当社比”のようなものと考えて下さい。「その蔵の商品の中」ではある程度の傾向は把握できます(純米は純米吟醸よりも旨味があり、純米大吟醸は透明感や高級感がある…など)。しかし一般的にお酒を選ぶ場合は、ひとつの酒蔵の商品ラインナップ内で選ぶことは少なく、複数の酒蔵のお酒の中から選ぶ場合は、それほど明確な指標にはなりません。仕込み水・酒米・酵母・酒母・温度経過…など、日本酒の味は無数の分岐によって左右されるので、特定名称は参考程度で把握されることをお勧めします。

③ スペック(数値)による味の予測について

質問:酒米、酵母、日本酒度などのスペックから、味を予測することはできますか?

返答:正確には予測できません。数値や原材料の種類はあくまで「点」に過ぎず、それらが複雑に絡み合って日本酒の風味を形成しています。例えば「〇〇米のお酒」を何種類か飲んで、どれも美味しかった場合でも、それは「〇〇米が優れた米だから」ではなく、「その米の特性を理解した造り手が、そのポテンシャルを引き出す造り(精米や吸水や温度管理…など)をした結果」だと思って下さい。

同じ米、同じ酵母、同じ数値でも、蔵の仕込み水や設備、造り手の技術や手のかけ方で驚くほど味は変わります。スペック表を見てお酒を選ぶ時、例えば「生酛」「純米」「〇〇米」「△△酵母」とあった場合は、「カテゴリ:時代劇」「演目:忠臣蔵」「主演〇〇」「助演△△」と書いてあるようなものです。もちろん監督さんはその酒蔵さんです。「どんな作品なのか楽しみだ」といったスタンスで楽しむことをお勧めします。

④ 醸造アルコールについて

質問:醸造アルコールが添加されているお酒は避けたほうがいいですか?悪酔いすると聞いたのですが…

返答:残念ならが「純米=善、アル添=悪」と考えている方が一定数いるのは事実ですが…、醸造アルコール添加はむしろ「キレ」や「香り」をデザインするための、高度な技術の一つであり、醸造アルコール→悪酔いと直結するものではありません。一般的に…、吟醸香(=高級エステル香)はアルコールにのみ溶けるので、アルコール添加をしたほうが香りを多く保ちやすいこと、また口当たりの滑らかさやキレが良くなるという点で使用されているものが多いので、もしかするとその「悪酔いする」と言っていた人が悪酔いしたのは…、飲みやすくて飲み過ぎてしまったのかもしれません。

⑤ 失敗しない「選び方」のコツ

質問:自分の好みに合うお酒を、どうやって見つければいいですか?

返答:御覧頂いた「酒逢店主のテイスティングレビュー」に記載のあるスペックを参考程度に見たうえで、どんな香りや口当たりなのかもサラッと確認して、特に「おすすめされているおつまみ」の傾向をチェックしてみてください。「〇〇のような香り」「〇〇な口当たり」といった感想は個人差も発生しますが、「このお酒、〇〇に合いそう」という感覚は、一番ズレが少ない共通感覚であると考え、必ず少なくとも数種類のおつまみ名を記載していますので、ご参考にして下さい。

⑥ 日本酒という「趣味」の楽しみ方

質問:自分にとって「正解の1本」をどう探せばいいですか?

返答:日本酒の「合う・合わない」は、その日の体調や疲れ具合、一緒に食べる料理、さらには一人で飲むか、誰と一緒に飲むか…でも変化します。また「自分の好みの方向」ですら、時間とともに変わっていくものです。正解を求めるよりも、「今の自分にはこれが心地よい」という一期一会の変化を楽しむ中で、無限のバリエーションに触れ、その探求のプロセス自体を楽しむのが、日本酒という趣味の醍醐味だと考えています。