このブログ記事は、地酒専門店「酒逢(さけおう)」が、入荷ごとに実際に開栓・試飲して記録しているテイスティングレビューです。商品ごとの香り、口当たり、旨み、余韻、飲み方、相性の良いおつまみを、購入前の判断材料としてできるだけ具体的に紹介しています。

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手取川 瑞流 ZUIRYUに合う料理|贈答・特別な日の日本酒選びにもおすすめ

手取川 瑞流 ZUIRYUに合う料理|贈答・特別な日の日本酒選びにもおすすめ

【定番酒・酒逢店主の味見ログ再投稿】

こちらの投稿は、当店が自信を持っておすすめする各酒蔵の「定番品」のテイスティングレビューを再構成・再投稿したものです。

大人気商品だからこそ定番化され、年間販売用に作るからこそ「この味でこの価格でいいの?」となりがちな定番酒ですが…、季節限定品とは異なり、常に安定したクオリティなので、わざわざ入荷のたびに味見やレビューはしておりません。

しかし2025年に通販サイト立ち上げた際に、改めてテイスティングした詳細を再投稿しますので、ぜひご参考になさって下さい。

※ブログ内の価格表記は投稿当時のものです。価格改定が行われている場合がございますので、最新の価格は必ずリンク先の通販ページにてご確認ください。


今回は、石川県・吉田酒造店が醸す「手取川 瑞流 ZUIRYU」のレビューをお届けします。

#試飲 ができる、こだわりの #地酒専門店 #SAKEOH酒逢
本日も元気に13時より営業致します!

さて、本日も美味しいお酒のご案内😁

#石川県 の #吉田酒造店 さんより新入荷!

#手取川瑞流ZUIRYU
6600円/720ml
(日本酒度・酸度:非公開 精米歩合 40% alc 15度)

*** 圧縮6行お酒紹介🍶 ***

① 関連ワード:手取川/てどりがわ/吉田酒造店/石川/純米大吟醸/酒米:百万石乃白/金沢酵母/山廃仕込
② 無理矢理ひと言で →【手取川渾身の新作”絶品過ぎる山廃”、特別な日に、大切な人への贈り物にどうぞ!】
③ 万人受け度  ★★★★★
④ ストーリー性 ★★★★★
⑤ 推奨飲み方:キンキン・常温
⑥ お勧めのアテ:チーズ・ナッツ、白身魚の昆布締め、アボガドのウニ和え、ミョウガの天ぷら、つぶ貝煮付け
より詳細は以下の文章をご参照😁

*** 圧縮終わり ***

吉田酒造さんの新発売な高級酒、意気込みが凄いので以下めっちゃ長文になります😁

まず公式HPの商品紹介を以下飲用

“手取川を潤す雪解け水をイメージした、瑞々しく、スッキリとした味わい。
米、水、酵母、技。オール石川で醸した、表示義務のない添加物を一切使用していないナチュラルなお酒です。”

さらに商品紹介資料には…

“【特徴】~令和 6酒造年度全国新酒鑑評会 金賞受賞酒~

手取川を潤すのは霊峰白山からの清冽な雪解け水。
その豊潤かつ瑞々しい流れをイメージしたお酒です。酒米は石川県オリジナルの「百
万石乃白」、仕込み水は「白山百年水」、酵母は自社培養の「金沢酵母」を使用し、能
登杜氏が得意とする「山廃造り」で醸しました。

乳酸や発酵助成剤などの表示義務の
ない添加物は一切使用しておりません。白山の美しい自然を感じながら召し上がって
いただけますと幸いです。
【飲み方】
5~10℃ ◎ / 冷酒グラス ○”

さらに商品紹介資料【その2】なんかありまして…、覚悟して読み始めて下さい👓️

“令和6酒造年度全国新酒鑑評会 金賞受賞酒

手取川 瑞流 -ZUIRYU-

石川県オリジナルの酒米「百万石乃白」を使用し、能登杜氏が得意とする「山廃造り」で全国新酒鑑評会史上初の金賞をいただきました。七代目蔵元・吉田泰之が掲げる「地酒本来の姿に立ち戻った、未来に繋ぐ酒造り」の大きな一歩となる新商品「手取川 瑞流」です。”

“瑞流への想い

新たに「手取川 瑞流」を造った大きな理由のひとつは“地酒本来の姿に立ち戻った酒造り”で私たちらしいお酒をお届けしたいから。地元で育った酒米「百万石乃白」を使い、この10年近く研鑽を重ねてきた独自の山廃造りで、お客様の「特別」に相応しいお酒を目指しました。

また、乳酸や発酵助成剤、酵素剤などの表示義務のない添加物は一切使用してない、ナチュラルなお酒です。
皆様に長年愛されてきた「古古酒」を超えるお酒になったと自負しております。
大切な方への贈答品として、飲食店さんでの食中酒として、ぜひお手に取っていただけますと幸いです。”

“古より祈りを集める霊峰白山。その清らかな雪解け水を源とする手取川はかつて「暴れ川」と呼ばれるほどに荒ぶり、人々が手に手を取り合って川を渡ったことがその名の由来と言われています。

わたしたちの蔵は手取川が育む肥沃な扇状地のほぼ中央にあります。
蔵の周りでは良質な酒米が作られ、白山からの伏流水「白山百年水」を仕込み水に自社培養の金沢酵母で酒造りをしています。

受け継ぐ手技は能登杜氏が得意とする山廃造り。
自然界の乳酸菌の力を借りて醸すナチュラルで優しいお酒です。
自然と人の暮らしを繋げる手取川のように、食や人に寄り添う酒でありたいと一滴一滴に想いを込めてお届けします。”

とのこと😁

内容からももちろんですが、文字数からもこのお酒にかける熱量が伝わってきます!

百万石乃白☓山廃造り☓全国新酒鑑評会金賞は史上初とのこと!これから飲むのが楽しみでしょうがないです🎉

さてお味は…
開栓時、心地よく「ポン!」🍾景気良いですね!

上立ち香は至極控えめ、ほんのりと柑橘の果皮の爽やかな雰囲気。
口に含むと、さらさら+ふわふら+ガス感のチリチリ…、もうこの時点でめちゃくちゃプレミアムな感じ。

香りは…派手な感じは無く、ただただお上品に高級な桃の果肉のような、透き通った上品な華やかさ。
ジュルジュルと奥を探っても、ずっと上品な香りしか出てこない!凄い!

褒め言葉たくさん出てくるんですが、言えば言うだけ陳腐になりそうなのでやめときます。

信念と、意気込み、受け継いだ技術の最高峰の部分と、恵まれた自然環境の全部がきっちり入ってる、素晴らしいお酒でございました。恐れ入りました。

合わせるおつまみは…、なんでも合う気しかしないですが、無理やり具体名を言うなら
チーズ・ナッツ、白身魚の昆布締め、アボガドのウニ和え、ミョウガの天ぷら、つぶ貝煮付け

とかでしょうか…🤔
透明で綺麗でお上品なので、和食も洋食もきっちり寄り添ってくれるですが、やはり”山廃造り”なので…
ちょっとだけクセのあるお料理の方が、いっそう引き立て合ってくれるかな…などと思います。

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① このお酒を造っているのはどんな酒蔵ですか?特徴も教えてください

返答: 石川県の吉田酒造店さんです。以前、酒蔵ガイドとしてまとめた概略を引用してご紹介します。

霊峰白山の麓で150有余年。100年の歳月をかけて湧き出る「白山百年水」を使い、独特のキレと繊細な立体感を両立させる吉田酒造店。

伝統の"山廃造り"を現代的に再構築した「モダン山廃」の先駆であり、平均年齢30代前半の若きチームがその瑞々しい感性で、日本酒の次なるスタンダードを模索し続けています。

夏は蔵人が田に、冬は農家が蔵に入る「農醸一貫」の絆。白山の自然を次世代へ繋ぐ持続可能な酒造りを掲げ、その一滴には、地域と手を取り合う実直な情熱が宿っています。

現在、当店では吉田酒造店さんの商品を38種類取り扱っております。酒蔵のより詳しい説明や、こだわりが詰まった商品の概要やラインナップの紹介は、こちらの専用ページで詳しくご覧いただけます。
👉 [ 吉田酒造店 の酒蔵ページはこちら ]

② 特定名称分類(純米・吟醸など)の捉え方について

質問:そのお酒の特定名称を見れば、ある程度の味の傾向はわかりますか?

返答:特定名称は、あくまで原料や精米歩合による分類ですので、いわゆる”当社比”のようなものと考えて下さい。「その蔵の商品の中」ではある程度の傾向は把握できます(純米は純米吟醸よりも旨味があり、純米大吟醸は透明感や高級感がある…など)。しかし一般的にお酒を選ぶ場合は、ひとつの酒蔵の商品ラインナップ内で選ぶことは少なく、複数の酒蔵のお酒の中から選ぶ場合は、それほど明確な指標にはなりません。仕込み水・酒米・酵母・酒母・温度経過…など、日本酒の味は無数の分岐によって左右されるので、特定名称は参考程度で把握されることをお勧めします。

③ スペック(数値)による味の予測について

質問:酒米、酵母、日本酒度などのスペックから、味を予測することはできますか?

返答:正確には予測できません。数値や原材料の種類はあくまで「点」に過ぎず、それらが複雑に絡み合って日本酒の風味を形成しています。例えば「〇〇米のお酒」を何種類か飲んで、どれも美味しかった場合でも、それは「〇〇米が優れた米だから」ではなく、「その米の特性を理解した造り手が、そのポテンシャルを引き出す造り(精米や吸水や温度管理…など)をした結果」だと思って下さい。

同じ米、同じ酵母、同じ数値でも、蔵の仕込み水や設備、造り手の技術や手のかけ方で驚くほど味は変わります。スペック表を見てお酒を選ぶ時、例えば「生酛」「純米」「〇〇米」「△△酵母」とあった場合は、「カテゴリ:時代劇」「演目:忠臣蔵」「主演〇〇」「助演△△」と書いてあるようなものです。もちろん監督さんはその酒蔵さんです。「どんな作品なのか楽しみだ」といったスタンスで楽しむことをお勧めします。

④ 醸造アルコールについて

質問:醸造アルコールが添加されているお酒は避けたほうがいいですか?悪酔いすると聞いたのですが…

返答:残念ならが「純米=善、アル添=悪」と考えている方が一定数いるのは事実ですが…、醸造アルコール添加はむしろ「キレ」や「香り」をデザインするための、高度な技術の一つであり、醸造アルコール→悪酔いと直結するものではありません。一般的に…、吟醸香(=高級エステル香)はアルコールにのみ溶けるので、アルコール添加をしたほうが香りを多く保ちやすいこと、また口当たりの滑らかさやキレが良くなるという点で使用されているものが多いので、もしかするとその「悪酔いする」と言っていた人が悪酔いしたのは…、飲みやすくて飲み過ぎてしまったのかもしれません。

⑤ 失敗しない「選び方」のコツ

質問:自分の好みに合うお酒を、どうやって見つければいいですか?

返答:御覧頂いた「酒逢店主のテイスティングレビュー」に記載のあるスペックを参考程度に見たうえで、どんな香りや口当たりなのかもサラッと確認して、特に「おすすめされているおつまみ」の傾向をチェックしてみてください。「〇〇のような香り」「〇〇な口当たり」といった感想は個人差も発生しますが、「このお酒、〇〇に合いそう」という感覚は、一番ズレが少ない共通感覚であると考え、必ず少なくとも数種類のおつまみ名を記載していますので、ご参考にして下さい。

⑥ 日本酒という「趣味」の楽しみ方

質問:自分にとって「正解の1本」をどう探せばいいですか?

返答:日本酒の「合う・合わない」は、その日の体調や疲れ具合、一緒に食べる料理、さらには一人で飲むか、誰と一緒に飲むか…でも変化します。また「自分の好みの方向」ですら、時間とともに変わっていくものです。正解を求めるよりも、「今の自分にはこれが心地よい」という一期一会の変化を楽しむ中で、無限のバリエーションに触れ、その探求のプロセス自体を楽しむのが、日本酒という趣味の醍醐味だと考えています。