このブログ記事は、地酒専門店「酒逢(さけおう)」が、入荷ごとに実際に開栓・試飲して記録しているテイスティングレビューです。商品ごとの香り、口当たり、旨み、余韻、飲み方、相性の良いおつまみを、購入前の判断材料としてできるだけ具体的に紹介しています。

👉 在庫状況・ご購入ページを確認したい方はこちらからリンクへ

やめどき行方不明につき注意⚠️ | 山本 ピュアブラック、進化し続ける「山本の原点」

やめどき行方不明につき注意⚠️ | 山本 ピュアブラック、進化し続ける「山本の原点」

【定番酒・酒逢店主の味見ログ再投稿】

こちらの投稿は、当店が自信を持っておすすめする各酒蔵の「定番品」のテイスティングレビューを再構成・再投稿したものです。

大人気商品だからこそ定番化され、年間販売用に作るからこそ「この味でこの価格でいいの?」となりがちな定番酒ですが…、季節限定品とは異なり、常に安定したクオリティなので、わざわざ入荷のたびに味見やレビューはしておりません。

しかし2025年に通販サイト立ち上げた際に、改めてテイスティングした詳細を再投稿しますので、ぜひご参考になさって下さい。

※ブログ内の価格表記は投稿当時のものです。価格改定が行われている場合がございますので、最新の価格は必ずリンク先の通販ページにてご確認ください。


今回は、秋田県の「山本」銘柄の原点にして最高傑作。全国の日本酒ファンを虜にし続ける「山本 純米吟醸 ピュアブラック」のレビューをお届けします。

#山本純米吟醸ピュアブラック
1789円/720ml 3580円/1800ml
(日本酒度 +3 酸度 1.7 精米歩合 55% alc 14度 )

*** 圧縮6行お酒紹介🍶 ***

① 関連ワード: 秋田/山本/やまもと/山本酒造店/純米吟醸/秋田酒こまち/秋田酵母No.12
② 無理矢理ひと言で →【柑橘の爽快な香り×軽快なキレ・やめどき行方不明注意⚠️】
③ 万人受け度  ★★★★★
④ ストーリー性 ★★★★★
⑤ 推奨飲み方:キンキン・常温
⑥ お勧めのアテ:春巻き、串カツ、モッツァレラとトマト、牛タン塩、鯛のカルパッチョ

より詳細は以下の文章をご参照😁

*** 圧縮終わり ***

もともと”白瀑”で有名だった山本酒造店さんにおいて、山本社長が自ら酒造りを行い立ち上げた“山本”銘柄。
その大看板にして出世作である大人気商品がこのピュアブラック。

昨年まで15度だったアルコール度が14度になりました。

公式の商品紹介を以下引用

“現蔵元の山本が自ら酒造りを始めた平成17年に立ち上げたセカンドブランド。
今では主力銘柄となり、山本酒造店の屋台骨を支えている。当初は精米から搾りまでの一連の工程を山本が行うというコンセプトだったが、年々生産量が増加し、近年では山本は司令塔に徹し、各工程はスタッフが担当している。全国の山本さんが本気で買えば1日で完売するのだが、現実は甘くはない・・・。”

とのこと!
商品紹介や裏面のラベルに、高確率で何らか”面白フレーズ”が入るのも山本銘柄の魅力😁

さて、お味は…
開栓時、火入れなんですが結構元気めに「プシュ!」っと。
上立ち香は派手ではないですが、しっかりとクリアで爽快な感じで香り、キレの良さを予期させる雰囲気。

口に含むと香りは柑橘系…、グレープフルーツの果皮のような爽やかさ、和梨のようなジューシーさ。
口当たりはさらさら…というかキレッキレ。別に辛口でキレてるわけじゃなく、清冽でフレッシュでキレキレ。

甘くない清涼飲料水のようにストンと喉を通過して、舌の上にはほのかにチリチリが5秒遊んでふっと消えます。
以前からあんまり日本酒飲んでるようには思えない炭酸飲料のようなゴクゴクいけてしまう加減が素晴らしいと思っていたんですが、アルコールが1度下がったことで、より軽快で飲みやすい口当たりへと進化した感じ。

飲む量間違えてしまいがちなお酒ですので、ご注意下さい⚠️

お勧めのおつまみは…
春巻き、串カツ、モッツァレラとトマト、牛タン塩、鯛のカルパッチョ

キレッキレの酒なので…、”ビールが飲みたくなる”的なおつまみばかりになりますね🤔

このお酒の在庫状況・ご購入はこちら:

※通販ページでは「四合瓶 / 一升瓶」のサイズ切り替えが可能です。

関連するお酒をもっと探す:

▶ 酒逢店主のテイスティングレビュー&お酒紹介の一覧を見る

0件のコメント

コメントを残す

① このお酒を造っているのはどんな酒蔵ですか?特徴も教えてください

返答: 秋田県の山本酒造店さんです。以前、酒蔵ガイドとしてまとめた概略を引用してご紹介します。

全くの異業種から転身し、自ら立ち上げた"山本"ブランドを大人気銘柄に押し上げた異色の蔵元・山本友文氏が率いる山本酒造店。

既成概念に囚われない自由な発想と遊び心で、日本酒の楽しさを再定義。それは「日本酒に馴染みのない層にも振り向いてほしい」という想いから。

白神山地の湧水を直接蔵へ引き込み、全量純米・徹底した温度管理を貫く。遊び心溢れる開発商品とは裏腹に、中身は一切の妥協を許さず「研ぎ澄まされた純米酒」を追求しています。

現在、当店では山本酒造店さんの商品を19種類取り扱っております。酒蔵のより詳しい説明や、こだわりが詰まった商品の概要やラインナップの紹介は、こちらの専用ページで詳しくご覧いただけます。
👉 [ 山本酒造店 の酒蔵ページはこちら ]

② 特定名称分類(純米・吟醸など)の捉え方について

質問:そのお酒の特定名称を見れば、ある程度の味の傾向はわかりますか?

返答:特定名称は、あくまで原料や精米歩合による分類ですので、いわゆる”当社比”のようなものと考えて下さい。「その蔵の商品の中」ではある程度の傾向は把握できます(純米は純米吟醸よりも旨味があり、純米大吟醸は透明感や高級感がある…など)。しかし一般的にお酒を選ぶ場合は、ひとつの酒蔵の商品ラインナップ内で選ぶことは少なく、複数の酒蔵のお酒の中から選ぶ場合は、それほど明確な指標にはなりません。仕込み水・酒米・酵母・酒母・温度経過…など、日本酒の味は無数の分岐によって左右されるので、特定名称は参考程度で把握されることをお勧めします。

③ スペック(数値)による味の予測について

質問:酒米、酵母、日本酒度などのスペックから、味を予測することはできますか?

返答:正確には予測できません。数値や原材料の種類はあくまで「点」に過ぎず、それらが複雑に絡み合って日本酒の風味を形成しています。例えば「〇〇米のお酒」を何種類か飲んで、どれも美味しかった場合でも、それは「〇〇米が優れた米だから」ではなく、「その米の特性を理解した造り手が、そのポテンシャルを引き出す造り(精米や吸水や温度管理…など)をした結果」だと思って下さい。

同じ米、同じ酵母、同じ数値でも、蔵の仕込み水や設備、造り手の技術や手のかけ方で驚くほど味は変わります。スペック表を見てお酒を選ぶ時、例えば「生酛」「純米」「〇〇米」「△△酵母」とあった場合は、「カテゴリ:時代劇」「演目:忠臣蔵」「主演〇〇」「助演△△」と書いてあるようなものです。もちろん監督さんはその酒蔵さんです。「どんな作品なのか楽しみだ」といったスタンスで楽しむことをお勧めします。

④ 醸造アルコールについて

質問:醸造アルコールが添加されているお酒は避けたほうがいいですか?悪酔いすると聞いたのですが…

返答:残念ならが「純米=善、アル添=悪」と考えている方が一定数いるのは事実ですが…、醸造アルコール添加はむしろ「キレ」や「香り」をデザインするための、高度な技術の一つであり、醸造アルコール→悪酔いと直結するものではありません。一般的に…、吟醸香(=高級エステル香)はアルコールにのみ溶けるので、アルコール添加をしたほうが香りを多く保ちやすいこと、また口当たりの滑らかさやキレが良くなるという点で使用されているものが多いので、もしかするとその「悪酔いする」と言っていた人が悪酔いしたのは…、飲みやすくて飲み過ぎてしまったのかもしれません。

⑤ 失敗しない「選び方」のコツ

質問:自分の好みに合うお酒を、どうやって見つければいいですか?

返答:御覧頂いた「酒逢店主のテイスティングレビュー」に記載のあるスペックを参考程度に見たうえで、どんな香りや口当たりなのかもサラッと確認して、特に「おすすめされているおつまみ」の傾向をチェックしてみてください。「〇〇のような香り」「〇〇な口当たり」といった感想は個人差も発生しますが、「このお酒、〇〇に合いそう」という感覚は、一番ズレが少ない共通感覚であると考え、必ず少なくとも数種類のおつまみ名を記載していますので、ご参考にして下さい。

⑥ 日本酒という「趣味」の楽しみ方

質問:自分にとって「正解の1本」をどう探せばいいですか?

返答:日本酒の「合う・合わない」は、その日の体調や疲れ具合、一緒に食べる料理、さらには一人で飲むか、誰と一緒に飲むか…でも変化します。また「自分の好みの方向」ですら、時間とともに変わっていくものです。正解を求めるよりも、「今の自分にはこれが心地よい」という一期一会の変化を楽しむ中で、無限のバリエーションに触れ、その探求のプロセス自体を楽しむのが、日本酒という趣味の醍醐味だと考えています。