このブログ記事は、地酒専門店「酒逢(さけおう)」が、入荷ごとに実際に開栓・試飲して記録しているテイスティングレビューです。商品ごとの香り、口当たり、旨み、余韻、飲み方、相性の良いおつまみを、購入前の判断材料としてできるだけ具体的に紹介しています。

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菜の花おひたし、里芋の煮物、おでんに合わせたい | 出羽桜 本醸造、昭和の食卓に似合う晩酌酒

菜の花おひたし、里芋の煮物、おでんに合わせたい | 出羽桜 本醸造、昭和の食卓に似合う晩酌酒

#試飲 ができる、こだわりの #地酒専門店酒逢
本日も元気に13時より営業致します!

さて本日も、美味しいお酒のご案内
山形県の #出羽桜酒造 さんから新入荷!

#出羽桜本醸造
2640円/1800ml
(日本酒度・酸度 非公開 精米歩合58% alc 15度)

*** 圧縮6行お酒紹介🍶 ***

① 関連ワード:出羽桜/でわざくら/山形/出羽桜酒造/本醸造/火入/定番
② 無理矢理ひと言で →【冷・ぬる燗がおすすめ🍶デイリー晩酌に寄り添う名脇役!】
③ 万人受け度  ★★★★☆
④ ストーリー性 ★★★☆☆
⑤ 推奨飲み方:常温・お燗
⑥ お勧めのアテ:菜の花おひたし、里芋の煮物、おでん、いわし丸干し、かつおのたたき

より詳細は以下の文章をご参照😁

*** 圧縮終わり ***

公式の商品紹介文を以下ご紹介!

“手間暇をかけて地元の蔵人が醸した本醸造酒は毎日の晩酌用に最適な1本です。
「冷や」から「お燗」まで幅広い温度帯で楽しめるので、自分好みの温度帯をお探しいただき、楽しんでいただければ幸いです。”

とのこと!

いきなり価格のことから話すのはアレですが…しかしこのご時世でこのお値段はデイリーな酒飲みの味方ですね😁

さてお味は…
開栓時、結構はっきりと「シュ…シュ〜ッ!」と元気な音。本醸造火入れなのに、ちょっとびっくり。
色は無色透明。

上立ち香は…、和梨の果皮のような爽やかな香りがわずかにふわり、そして柔らかな旨味を予期させる雰囲気。
口当たりはふわふわ8+つるつる2、滑らかだけど…ちょっとだけピリピリする辛口感。

香りは…、やっぱり和梨系。それもほのかに優しく。派手さは一切なし。
元々「主役になろう」という感じは一切感じられない「名脇役」、だけど深味もあるバイプレーヤー感。

お燗にすると…、より一層の柔らかさ。
もともと和梨系だった香りに、焼き芋のような甘い香りが加わり、ピリピリした辛口感が急に奥に引っ込んで柔らかくなる。

アツアツのお燗よりも、ぬる燗・人肌燗くらいでのバランスが私はしっくり来ました。

>「冷や」から「お燗」まで幅広い温度帯で楽しめるので、自分好みの温度帯をお探しいただき、楽しんでいただければ幸いです。

公式紹介文にも、こうありますんで…、ぜひ色々試して研究してみて下さい😁

合わせるおつまみは…、具体名を言うなら
菜の花おひたし、里芋の煮物、おでん、いわし丸干し、かつおのたたき

とかでしょうか…、思いつくまま列挙しましたが、派手さ・濃さではない、昭和の食卓に並んでた雰囲気のお料理が良いのかな😁

皆様もぜひお試しくださいm(_ _)m

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① このお酒を造っているのはどんな酒蔵ですか?特徴も教えてください

返答: 山形県の出羽桜酒造さんです。以前、酒蔵ガイドとしてまとめた概略を引用してご紹介します。

「吟醸の出羽桜」として知られる、山形・天童の出羽桜酒造。

80年代「桜花吟醸酒」で吟醸酒ブームを切り開き、吟醸酒を“日常の美味しい酒”にした立役者。

自社精米・低温貯蔵・脱酸素装置…、品質への投資は惜しまず、今も着実な進歩を続ける質実剛健な酒蔵。

現在、当店では出羽桜酒造さんの商品を48種類取り扱っております。酒蔵のより詳しい説明や、こだわりが詰まった商品の概要やラインナップの紹介は、こちらの専用ページで詳しくご覧いただけます。
👉 [ 出羽桜酒造 の酒蔵ページはこちら ]

② 特定名称分類(純米・吟醸など)の捉え方について

質問:そのお酒の特定名称を見れば、ある程度の味の傾向はわかりますか?

返答:特定名称は、あくまで原料や精米歩合による分類ですので、いわゆる”当社比”のようなものと考えて下さい。「その蔵の商品の中」ではある程度の傾向は把握できます(純米は純米吟醸よりも旨味があり、純米大吟醸は透明感や高級感がある…など)。しかし一般的にお酒を選ぶ場合は、ひとつの酒蔵の商品ラインナップ内で選ぶことは少なく、複数の酒蔵のお酒の中から選ぶ場合は、それほど明確な指標にはなりません。仕込み水・酒米・酵母・酒母・温度経過…など、日本酒の味は無数の分岐によって左右されるので、特定名称は参考程度で把握されることをお勧めします。

③ スペック(数値)による味の予測について

質問:酒米、酵母、日本酒度などのスペックから、味を予測することはできますか?

返答:正確には予測できません。数値や原材料の種類はあくまで「点」に過ぎず、それらが複雑に絡み合って日本酒の風味を形成しています。例えば「〇〇米のお酒」を何種類か飲んで、どれも美味しかった場合でも、それは「〇〇米が優れた米だから」ではなく、「その米の特性を理解した造り手が、そのポテンシャルを引き出す造り(精米や吸水や温度管理…など)をした結果」だと思って下さい。

同じ米、同じ酵母、同じ数値でも、蔵の仕込み水や設備、造り手の技術や手のかけ方で驚くほど味は変わります。スペック表を見てお酒を選ぶ時、例えば「生酛」「純米」「〇〇米」「△△酵母」とあった場合は、「カテゴリ:時代劇」「演目:忠臣蔵」「主演〇〇」「助演△△」と書いてあるようなものです。もちろん監督さんはその酒蔵さんです。「どんな作品なのか楽しみだ」といったスタンスで楽しむことをお勧めします。

④ 醸造アルコールについて

質問:醸造アルコールが添加されているお酒は避けたほうがいいですか?悪酔いすると聞いたのですが…

返答:残念ならが「純米=善、アル添=悪」と考えている方が一定数いるのは事実ですが…、醸造アルコール添加はむしろ「キレ」や「香り」をデザインするための、高度な技術の一つであり、醸造アルコール→悪酔いと直結するものではありません。一般的に…、吟醸香(=高級エステル香)はアルコールにのみ溶けるので、アルコール添加をしたほうが香りを多く保ちやすいこと、また口当たりの滑らかさやキレが良くなるという点で使用されているものが多いので、もしかするとその「悪酔いする」と言っていた人が悪酔いしたのは…、飲みやすくて飲み過ぎてしまったのかもしれません。

⑤ 失敗しない「選び方」のコツ

質問:自分の好みに合うお酒を、どうやって見つければいいですか?

返答:御覧頂いた「酒逢店主のテイスティングレビュー」に記載のあるスペックを参考程度に見たうえで、どんな香りや口当たりなのかもサラッと確認して、特に「おすすめされているおつまみ」の傾向をチェックしてみてください。「〇〇のような香り」「〇〇な口当たり」といった感想は個人差も発生しますが、「このお酒、〇〇に合いそう」という感覚は、一番ズレが少ない共通感覚であると考え、必ず少なくとも数種類のおつまみ名を記載していますので、ご参考にして下さい。

⑥ 日本酒という「趣味」の楽しみ方

質問:自分にとって「正解の1本」をどう探せばいいですか?

返答:日本酒の「合う・合わない」は、その日の体調や疲れ具合、一緒に食べる料理、さらには一人で飲むか、誰と一緒に飲むか…でも変化します。また「自分の好みの方向」ですら、時間とともに変わっていくものです。正解を求めるよりも、「今の自分にはこれが心地よい」という一期一会の変化を楽しむ中で、無限のバリエーションに触れ、その探求のプロセス自体を楽しむのが、日本酒という趣味の醍醐味だと考えています。