この味見ログは、地酒専門店「酒逢」が実際に開栓・試飲してまとめたレビューです。香り・味わい・飲み方・相性の良いおつまみを紹介しています。

※記事内の価格は味見時点のものです。現在の販売価格は商品ページでご確認ください。

国権 純米酒 小法師|山廃×80%精米なのに驚くほど柔らか軽快

国権 純米酒 小法師|山廃×80%精米なのに驚くほど柔らか軽快

#試飲 ができる、こだわりの #地酒専門店酒逢

本日も元気に13時より営業致します!

さて、本日も美味しいお酒のご案内
福島県の #国権酒造 さん から新入荷!

#国権純米酒小法師(こぼし)
1980円/720ml 3300円/1800ml
(日本酒度 -1 酸度 1.8 精米歩合 80% alc 15度)

*** 圧縮6行お酒紹介🍶 ***

① 関連ワード:国権/こっけん/福島/国権酒造/純米酒/山廃仕込/福乃香/火入
② 無理矢理ひと言で →【山廃×80%精米、なのに驚くほど柔らか軽快】
③ 万人受け度  ★★★★★★★
④ ストーリー性 ★★★★★
⑤ 推奨飲み方:キンキン・常温
⑥ お勧めのアテ:長芋千切り、肉巻きアスパラ、焼き鳥ささみわさび、かつおのたたき、太刀魚塩焼き

より詳細は以下の文章をご参照😁

*** 圧縮終わり ***

公式の商品紹介を以下引用

“国権酒造 新ブランド 第一弾!
純米酒 小法師

「今日という日に ひと息を」山廃 × 低精白 × 南会津 で造る労いの酒

複雑味がありつつもスッキリと飲みやすい酒質です。
多様な食事に合う酒というテーマを考えたときに、山廃仕込みで造りたいと思いました。酸味はあっていい、ただスッキリしているだけではなく、食を受け止めるための複雑味を持たせています。

また、ライトな日本酒ファンにも手に取ってもらいやすい価格帯、そしてサスティナブルの観点から、精米歩合は80%としています。

南会津を表現したいという思いを込めて名付けたブランド名「小法師」は会津地方の縁起物です。小法師は「七転び八起き」の象徴。失敗してもまた明日前向きに立ち直れるように、がんばる人たちの今日を労う、癒しの一本を造っていきたいと思っています。

原料米:南会津産「福乃香」/精米歩合:80%/度数:15度/日本酒度:-1/酸度:1.8/アミノ酸度:1.1”

とのこと!今年、2026年リリースの新商品なので…、公式からの情報も気合が入ってますね😁

続いて裏面ラベルも紹介

“純米酒 小法師
今日という日に、ひと息を
七転び八起き - 会津の縁起物「起き上がり小法師」から名付けました。
うまくいった日も、そうでない日も、今日はこのへんで。
ほんのり甘く爽やかな口あたり。和食にも洋食にもちょうどいい「小法師」。
福島県南会津。寒い冬の中、地元産の酒米と軟水でゆっくり仕込んだ純米酒です。”

とのこと!

さてお味は…

開栓時音無し。色はほぼ透明。
上立ち香は…控えめ。華やかな香りは特に感じないものの、透明感と酸を予期させる雰囲気。

口に含むと…、ふわふわ10!びっくりするほど滑らかで優しい😲
さすが国権さん、さすが超軟水仕込み!事前情報が「山廃仕込み」「80%精米」だったので、さらにびっくりしました。
さすがに常温に近づくにつれて山廃的なチリチリは少々出てきますが…それでもこの飲みやすさは素晴らしいと思います!

香りは…色々感じますが…メインはマスカットかな…と。爽快で軽快でフレッシュ。
ジュルジュルと香りを探ると…色々感じますね、バナナ→洋梨→ちょっとだけレモン、色々な香りが代わる代わる出てくる感じ。

喉を通すと…まさに「水のように」流れて落ちて、舌の上には…ほのかな甘味・柔らかな旨みがちょっとだけ居座り、でも秒でフェードアウト。

紹介文・裏面ラベルの…

>多様な食事に合う酒というテーマを考えたときに、山廃仕込みで造りたいと思いました。酸味はあっていい、ただスッキリしているだけではなく、食を受け止めるための複雑味を持たせています。

>ほんのり甘く爽やかな口あたり。和食にも洋食にもちょうどいい「小法師」。

このあたりの表現、まさにビンゴなお味です!

かなりお値段以上(特に一升瓶の価格)なクオリティ、ぜひお試し下さい!

相性の良いおつまみは…
長芋千切り、肉巻きアスパラ、焼き鳥ささみわさび、かつおのたたき、太刀魚塩焼き

とかでしょうか…。

和食全部OK、ちょっとクセがあればなお良しのオールラウンダー食中酒です!

皆様もぜひお試しくださいm(_ _)m

もちろん #お味見 してからのご購入もできます。ぜひご用命下さいm(_ _)m

取り置き、ご相談をご希望の方はコメントをお願いします。
※ 遠方の方は、当店の通販サイトからのご注文も承っております。

このお酒の在庫状況・ご購入はこちら:

※リンク先の商品ページで「四合瓶 / 一升瓶」のサイズ切り替えが可能です。

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この記事について

この記事は、地酒専門店 酒逢の店主を中心に、スタッフが実際に商品を試飲し、その際の記録や酒蔵からの情報をもとに作成しています。 酒逢について

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① このお酒を造っているのはどんな酒蔵ですか?特徴も教えてください

返答: 福島県の国権酒造さんです。以前、酒蔵ガイドとしてまとめた概略を引用してご紹介します。

明治10年創業。数メートルの積雪に覆われる豪雪地帯、そして国内最高レベルの低硬度を誇る「超軟水」が湧き出る福島県南会津に居を構える国権酒造。

地酒王国・福島でも別格の「11年連続金賞」という実績を誇る。「正直な酒」を掲げ、伝説の名杜氏から受け継がれた緻密な技術を尽くし、超軟水の良さを素直に引き出した「柔らかく・綺麗で・優しい」味わいを醸す。

軽快な「てふ」・精緻な「一吉」、他にも多彩な表情を持つ「国権」の銘柄たち。南会津の自然と人の温かさを瓶に詰め込んだような、優しくも芯の強い、飾らない真っ直ぐな味わいを醸し続ける実直な蔵です。

現在、当店では国権酒造さんの商品を38種類取り扱っております。酒蔵のより詳しい説明や、こだわりが詰まった商品の概要やラインナップの紹介は、こちらの専用ページで詳しくご覧いただけます。
👉 [ 国権酒造 の酒蔵ページはこちら ]

② 特定名称分類(純米・吟醸など)の捉え方について

質問:そのお酒の特定名称を見れば、ある程度の味の傾向はわかりますか?

返答:特定名称は、あくまで原料や精米歩合による分類ですので、いわゆる”当社比”のようなものと考えて下さい。「その蔵の商品の中」ではある程度の傾向は把握できます(純米は純米吟醸よりも旨味があり、純米大吟醸は透明感や高級感がある…など)。しかし一般的にお酒を選ぶ場合は、ひとつの酒蔵の商品ラインナップ内で選ぶことは少なく、複数の酒蔵のお酒の中から選ぶ場合は、それほど明確な指標にはなりません。仕込み水・酒米・酵母・酒母・温度経過…など、日本酒の味は無数の分岐によって左右されるので、特定名称は参考程度で把握されることをお勧めします。

③ スペック(数値)による味の予測について

質問:酒米、酵母、日本酒度などのスペックから、味を予測することはできますか?

返答:正確には予測できません。数値や原材料の種類はあくまで「点」に過ぎず、それらが複雑に絡み合って日本酒の風味を形成しています。例えば「〇〇米のお酒」を何種類か飲んで、どれも美味しかった場合でも、それは「〇〇米が優れた米だから」ではなく、「その米の特性を理解した造り手が、そのポテンシャルを引き出す造り(精米や吸水や温度管理…など)をした結果」だと思って下さい。

同じ米、同じ酵母、同じ数値でも、蔵の仕込み水や設備、造り手の技術や手のかけ方で驚くほど味は変わります。スペック表を見てお酒を選ぶ時、例えば「生酛」「純米」「〇〇米」「△△酵母」とあった場合は、「カテゴリ:時代劇」「演目:忠臣蔵」「主演〇〇」「助演△△」と書いてあるようなものです。もちろん監督さんはその酒蔵さんです。「どんな作品なのか楽しみだ」といったスタンスで楽しむことをお勧めします。

④ 醸造アルコールについて

質問:醸造アルコールが添加されているお酒は避けたほうがいいですか?悪酔いすると聞いたのですが…

返答:残念ならが「純米=善、アル添=悪」と考えている方が一定数いるのは事実ですが…、醸造アルコール添加はむしろ「キレ」や「香り」をデザインするための、高度な技術の一つであり、醸造アルコール→悪酔いと直結するものではありません。一般的に…、吟醸香(=高級エステル香)はアルコールにのみ溶けるので、アルコール添加をしたほうが香りを多く保ちやすいこと、また口当たりの滑らかさやキレが良くなるという点で使用されているものが多いので、もしかするとその「悪酔いする」と言っていた人が悪酔いしたのは…、飲みやすくて飲み過ぎてしまったのかもしれません。

⑤ 失敗しない「選び方」のコツ

質問:自分の好みに合うお酒を、どうやって見つければいいですか?

返答:御覧頂いた「酒逢店主のテイスティングレビュー」に記載のあるスペックを参考程度に見たうえで、どんな香りや口当たりなのかもサラッと確認して、特に「おすすめされているおつまみ」の傾向をチェックしてみてください。「〇〇のような香り」「〇〇な口当たり」といった感想は個人差も発生しますが、「このお酒、〇〇に合いそう」という感覚は、一番ズレが少ない共通感覚であると考え、必ず少なくとも数種類のおつまみ名を記載していますので、ご参考にして下さい。

⑥ 日本酒という「趣味」の楽しみ方

質問:自分にとって「正解の1本」をどう探せばいいですか?

返答:日本酒の「合う・合わない」は、その日の体調や疲れ具合、一緒に食べる料理、さらには一人で飲むか、誰と一緒に飲むか…でも変化します。また「自分の好みの方向」ですら、時間とともに変わっていくものです。正解を求めるよりも、「今の自分にはこれが心地よい」という一期一会の変化を楽しむ中で、無限のバリエーションに触れ、その探求のプロセス自体を楽しむのが、日本酒という趣味の醍醐味だと考えています。