この味見ログは、地酒専門店「酒逢」が実際に開栓・試飲してまとめたレビューです。香り・味わい・飲み方・相性の良いおつまみを紹介しています。

※記事内の価格は味見時点のものです。現在の販売価格は商品ページでご確認ください。

国権 山廃純米吟醸 福乃香|上品な林檎香と透明感、柔らかな旨み

国権 山廃純米吟醸 福乃香|上品な林檎香と透明感、柔らかな旨み

#試飲 ができる、こだわりの #地酒専門店酒逢

本日も元気に13時より営業致します!

さて、本日も美味しいお酒のご案内
福島県の #国権酒造 さん から新入荷!

#国権山廃純米吟醸福乃香
2200円/720ml 4180円/1800ml
(日本酒度 +1 酸度 1.5 精米歩合 60% alc 15度)

*** 圧縮6行お酒紹介🍶 ***

① 関連ワード:国権/こっけん/福島/国権酒造/純米吟醸/山廃/酵母:F701/福乃香/火入
② 無理矢理ひと言で →【上品な林檎の香りと透明感・柔らかく旨い山廃純吟】
③ 万人受け度  ★★★★★★
④ ストーリー性 ★★★★★
⑤ 推奨飲み方:キンキン・常温・ぬる燗
⑥ お勧めのアテ:和風おせち、鶏の味噌焼き、しゃぶしゃぶ、鯛の昆布締め、ぶり照り焼き

より詳細は以下の文章をご参照😁

*** 圧縮終わり ***

公式の商品紹介を以下引用

“新たに開発した酒造好適米「福乃香」を100%使用した山廃仕込みの純米吟醸酒です。
酵母も福島県オリジナルの「F7-01」とニューオール福島のお酒です。
コンセプトはズバリ、「冷やして美味しい山廃!」です。

山廃純米吟醸
原料米〈麹米〉福乃香〈掛米〉福乃香/アルコール分 15.0%/精米歩合 60%/日本酒度 +1.0/酸度 1.5/アミノ酸度 1.3”

とのこと!

ちなみに酒米として使用している「福乃香」は…
福島県が、県内の高い吟醸酒造りを県産米でも支えられるよう、高度精白にも対応できる酒造好適米を目指して開発した県オリジナル品種。2004年に「誉富士」系統と「出羽の里」を交配し、約15年かけて育成、2019年に福島県の奨励品種に採用されました。心白が入りやすく、タンパク質が少ないのが特徴で、雑味の少ないきれいで上品な酒質、そして香り高い吟醸酒に仕上がりやすい酒米とのこと

さらに酵母であるF7-01は…
1991年(平成3年)に福島県ハイテクプラザによって開発・分離された福島県の地場酵母。別名「うつくしま夢酵母」の泡なし(あわなし)版。カプロン酸エチル(リンゴ系)を主体とした穏やかな香りと、酸の少ない仕上がりが最大の特徴。派手すぎない上品な芳香と優しい口当たりは、まさに「福島らしい酒質」のスタンダードとして、県内多くの酒蔵で愛用される。

ということで…

この2つで醸した「ニューオール福島のお酒」ということですね😁

ちなみに、このラベルデザインは、このお酒の他には「国権 山廃 純米」にも色違いで使われており…、【国権 山廃シリーズ共通デザイン】で色違い展開といった感じ。

ちなみにラベルの富士山のような柄は、お酒詳しくないデザイナーさんに商品名以外の事前情報一切なしでお願いしたところ、「え、山廃っていうんだから、山が関係あるんでしょ?」って事でこうなったとかw

さてお味は…

開栓時音無し。色はほぼ透明。
上立ち香は…上品な林檎系のフレッシュな甘い香り、その奥に「綺麗な旨み」「透明感」を予期させる雰囲気。

口に含むと…、ふわふわ9+つるつる1。

綺麗なちょっとだけ華やかだけど、派手さは無く、まとまりが素晴らしい😁
口に含んだ時点でうっとりできる、このお値段以上な感じ!

…国権の酒って感じですねぇ(うっとり&しみじみ)

香りは…やはり林檎がメイン。林檎で無理矢理例え続けると…蜜が多い訳でもなく、熟してるわけでもなく、若くて食べ頃な高級林檎🍎
ジュルジュルと香りを探ると…、グアバのような青い香りとレモンのような爽快な香りも少しだけ。

喉を通すと柔らかに流れ、舌の上には…ほのかな旨み・甘味・ちょっとだけ滋味。それも数秒でふわっと消えます。
キンキンでも美味しいし…ぬるくなって常温も絶品。そしてぬる燗くらいで柔らかくして飲むも良いと思います。

お値段だけ見ると、別に安いわけではないですが…、お値段以上と断言できます!

相性の良いおつまみは…
和風おせち、鶏の味噌焼き、しゃぶしゃぶ、鯛の昆布締め、ぶり照り焼き

とかでしょうか…。

和食全部OK、特に旨みのあるものがぴったり。といった印象です!

皆様もぜひお試しくださいm(_ _)m

もちろん #お味見 してからのご購入もできます。ぜひご用命下さいm(_ _)m

取り置き、ご相談をご希望の方はコメントをお願いします。
※ 遠方の方は、当店の通販サイトからのご注文も承っております。

このお酒の在庫状況・ご購入はこちら:

※リンク先の商品ページで「四合瓶 / 一升瓶」のサイズ切り替えが可能です。

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この記事について

この記事は、地酒専門店 酒逢の店主を中心に、スタッフが実際に商品を試飲し、その際の記録や酒蔵からの情報をもとに作成しています。 酒逢について

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① このお酒を造っているのはどんな酒蔵ですか?特徴も教えてください

返答: 福島県の国権酒造さんです。以前、酒蔵ガイドとしてまとめた概略を引用してご紹介します。

明治10年創業。数メートルの積雪に覆われる豪雪地帯、そして国内最高レベルの低硬度を誇る「超軟水」が湧き出る福島県南会津に居を構える国権酒造。

地酒王国・福島でも別格の「11年連続金賞」という実績を誇る。「正直な酒」を掲げ、伝説の名杜氏から受け継がれた緻密な技術を尽くし、超軟水の良さを素直に引き出した「柔らかく・綺麗で・優しい」味わいを醸す。

軽快な「てふ」・精緻な「一吉」、他にも多彩な表情を持つ「国権」の銘柄たち。南会津の自然と人の温かさを瓶に詰め込んだような、優しくも芯の強い、飾らない真っ直ぐな味わいを醸し続ける実直な蔵です。

現在、当店では国権酒造さんの商品を38種類取り扱っております。酒蔵のより詳しい説明や、こだわりが詰まった商品の概要やラインナップの紹介は、こちらの専用ページで詳しくご覧いただけます。
👉 [ 国権酒造 の酒蔵ページはこちら ]

② 特定名称分類(純米・吟醸など)の捉え方について

質問:そのお酒の特定名称を見れば、ある程度の味の傾向はわかりますか?

返答:特定名称は、あくまで原料や精米歩合による分類ですので、いわゆる”当社比”のようなものと考えて下さい。「その蔵の商品の中」ではある程度の傾向は把握できます(純米は純米吟醸よりも旨味があり、純米大吟醸は透明感や高級感がある…など)。しかし一般的にお酒を選ぶ場合は、ひとつの酒蔵の商品ラインナップ内で選ぶことは少なく、複数の酒蔵のお酒の中から選ぶ場合は、それほど明確な指標にはなりません。仕込み水・酒米・酵母・酒母・温度経過…など、日本酒の味は無数の分岐によって左右されるので、特定名称は参考程度で把握されることをお勧めします。

③ スペック(数値)による味の予測について

質問:酒米、酵母、日本酒度などのスペックから、味を予測することはできますか?

返答:正確には予測できません。数値や原材料の種類はあくまで「点」に過ぎず、それらが複雑に絡み合って日本酒の風味を形成しています。例えば「〇〇米のお酒」を何種類か飲んで、どれも美味しかった場合でも、それは「〇〇米が優れた米だから」ではなく、「その米の特性を理解した造り手が、そのポテンシャルを引き出す造り(精米や吸水や温度管理…など)をした結果」だと思って下さい。

同じ米、同じ酵母、同じ数値でも、蔵の仕込み水や設備、造り手の技術や手のかけ方で驚くほど味は変わります。スペック表を見てお酒を選ぶ時、例えば「生酛」「純米」「〇〇米」「△△酵母」とあった場合は、「カテゴリ:時代劇」「演目:忠臣蔵」「主演〇〇」「助演△△」と書いてあるようなものです。もちろん監督さんはその酒蔵さんです。「どんな作品なのか楽しみだ」といったスタンスで楽しむことをお勧めします。

④ 醸造アルコールについて

質問:醸造アルコールが添加されているお酒は避けたほうがいいですか?悪酔いすると聞いたのですが…

返答:残念ならが「純米=善、アル添=悪」と考えている方が一定数いるのは事実ですが…、醸造アルコール添加はむしろ「キレ」や「香り」をデザインするための、高度な技術の一つであり、醸造アルコール→悪酔いと直結するものではありません。一般的に…、吟醸香(=高級エステル香)はアルコールにのみ溶けるので、アルコール添加をしたほうが香りを多く保ちやすいこと、また口当たりの滑らかさやキレが良くなるという点で使用されているものが多いので、もしかするとその「悪酔いする」と言っていた人が悪酔いしたのは…、飲みやすくて飲み過ぎてしまったのかもしれません。

⑤ 失敗しない「選び方」のコツ

質問:自分の好みに合うお酒を、どうやって見つければいいですか?

返答:御覧頂いた「酒逢店主のテイスティングレビュー」に記載のあるスペックを参考程度に見たうえで、どんな香りや口当たりなのかもサラッと確認して、特に「おすすめされているおつまみ」の傾向をチェックしてみてください。「〇〇のような香り」「〇〇な口当たり」といった感想は個人差も発生しますが、「このお酒、〇〇に合いそう」という感覚は、一番ズレが少ない共通感覚であると考え、必ず少なくとも数種類のおつまみ名を記載していますので、ご参考にして下さい。

⑥ 日本酒という「趣味」の楽しみ方

質問:自分にとって「正解の1本」をどう探せばいいですか?

返答:日本酒の「合う・合わない」は、その日の体調や疲れ具合、一緒に食べる料理、さらには一人で飲むか、誰と一緒に飲むか…でも変化します。また「自分の好みの方向」ですら、時間とともに変わっていくものです。正解を求めるよりも、「今の自分にはこれが心地よい」という一期一会の変化を楽しむ中で、無限のバリエーションに触れ、その探求のプロセス自体を楽しむのが、日本酒という趣味の醍醐味だと考えています。