この味見ログは、地酒専門店「酒逢」が実際に開栓・試飲してまとめたレビューです。香り・味わい・飲み方・相性の良いおつまみを紹介しています。

※記事内の価格は味見時点のものです。現在の販売価格は商品ページでご確認ください。

滑らかさと枯れた熟成香のバランスが絶妙、冷酒でも燗でも楽しめる秋酒|満寿泉 純米吟醸 ひやおろし

滑らかさと枯れた熟成香のバランスが絶妙、冷酒でも燗でも楽しめる秋酒|満寿泉 純米吟醸 ひやおろし

#試飲 ができる、こだわりの #地酒専門店酒逢

本日も元気に13時より営業致します!

さて、本日も美味しいお酒のご案内😁

富山県 の #桝田酒造店 さんより #季節限定 が入荷

#満寿泉純米吟醸ひやおろし
2090円/720ml
(日本酒度・酸度:非公開、精米歩合58% alc 16度)

*** 圧縮6行お酒紹介🍶 ***

① 関連ワード:満寿泉/ますいずみ/富山/純米吟醸/ひやおろし
② 無理矢理ひと言で →【冷でも燗でも!滑らかさと枯れた香りのバランスが絶妙】
③ 万人受け度  ★★★★★
④ ストーリー性 ★★★★☆
⑤ 推奨飲み方:キンキン・常温・ぬる燗
⑥ お勧めのアテ:さざえ壺焼き、海老塩焼き、肉巻きアスパラ、おでん、生うに

より詳細は以下の文章をご参照😁

*** 圧縮終わり ***

満寿泉さん公式の商品紹介を以下引用

“バナナのような穏やかな香りと、ひと夏かけてゆっくりと丸くなった、円熟した旨味があります。
心地よい酸味と、隠し味のようにさり気ない甘さのバランスが良く、後味はゆったりとした余韻のある、辛口なお酒に仕上がりました。冷酒からぬる燗まで楽しめるお酒です。”

とのこと!

さて、お味は…
開栓時無音、色はほぼ透明。
上立ち香は…、お上品に、しかししっかりと”枯れた香り”。

口当たりは満寿泉らしい柔らか・滑らか・透明感。
舌の上で数秒保つと、バナナ系の香りに加えて…わずかな熟成の香り。そして少しだけ主張する酸が「チリチリ…」と品良く。
ジュルジュルと香りを探ると…梨?スターフルーツ?そんな感じのシャリッと食べられる果実の香りも持ち上がった後に、やはりふわりと香る”枯れた香り”。

控えめな旨味、ほのかに香る枯れ葉のような熟成香…さすが満寿泉さん、味の全ての要素がお上品、かつバランスが絶妙!

口の中で温度が上がるにつれて柔らかくまろやかになり、角を一切立てずに喉に消えていきます。
喉を通すと…するりと流れて、舌の上には旨味とわずかな渋が…しばらく居座ってフェードアウト。

絶対に燗上がりしそうでしかないので、もちろんやってみましたが…

冷やの3割増しで滑らかに・軽快に、香りは蒸し芋のような香りがぐいっと前面に。
いや、これは…冷やでもとっても美味しいんですが、本領発揮はお燗です!
特にぬる燗あたりが、香り・まとまり・柔らかさとか…色々と素晴らしいかと思います😁

おつまみは具体的には…
さざえ壺焼き、海老塩焼き、肉巻きアスパラ、おでん、生うに

やはり和食、特に肝とか焦げ目とか…苦み・深味があるおつまみと好相性かと思います!

皆様もぜひお試しくださいm(_ _)m

もちろん #お味見 してからのご購入もできます。ぜひご用命下さいm(_ _)m

取り置き、ご相談をご希望の方はコメントをお願いします。
※ 遠方の方は、当店の通販サイトからのご注文も承っております。

このお酒の在庫状況・ご購入はこちら:

※本商品は720mlのみのご用意です。

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この記事について

この記事は、地酒専門店 酒逢の店主を中心に、スタッフが実際に商品を試飲し、その際の記録や酒蔵からの情報をもとに作成しています。 酒逢について

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① このお酒を造っているのはどんな酒蔵ですか?特徴も教えてください

返答: 富山県の桝田酒造店さんです。以前、酒蔵ガイドとしてまとめた概略を引用してご紹介します。

明治26年創業。かつて北前船の寄港地として栄えた美食の港町、富山県・岩瀬に居を構える桝田酒造店。

能登杜氏四天王・故三盃幸一氏が築いた「吟醸の満寿泉」の技を礎に、食と酒が互いを高め合う「美味求眞」の哲学を深化。

「情報ではなく、味と対話して欲しい」との想いから、酒米や酵母など情報の多くを敢えて非公開。その一方、既存の枠にとらわれないエッジの効いたお酒も多く手掛ける。矜持と遊び心が響き合う銘醸蔵。

現在、当店では桝田酒造店さんの商品を35種類取り扱っております。酒蔵のより詳しい説明や、こだわりが詰まった商品の概要やラインナップの紹介は、こちらの専用ページで詳しくご覧いただけます。
👉 [ 桝田酒造店 の酒蔵ページはこちら ]

② 特定名称分類(純米・吟醸など)の捉え方について

質問:そのお酒の特定名称を見れば、ある程度の味の傾向はわかりますか?

返答:特定名称は、あくまで原料や精米歩合による分類ですので、いわゆる”当社比”のようなものと考えて下さい。「その蔵の商品の中」ではある程度の傾向は把握できます(純米は純米吟醸よりも旨味があり、純米大吟醸は透明感や高級感がある…など)。しかし一般的にお酒を選ぶ場合は、ひとつの酒蔵の商品ラインナップ内で選ぶことは少なく、複数の酒蔵のお酒の中から選ぶ場合は、それほど明確な指標にはなりません。仕込み水・酒米・酵母・酒母・温度経過…など、日本酒の味は無数の分岐によって左右されるので、特定名称は参考程度で把握されることをお勧めします。

③ スペック(数値)による味の予測について

質問:酒米、酵母、日本酒度などのスペックから、味を予測することはできますか?

返答:正確には予測できません。数値や原材料の種類はあくまで「点」に過ぎず、それらが複雑に絡み合って日本酒の風味を形成しています。例えば「〇〇米のお酒」を何種類か飲んで、どれも美味しかった場合でも、それは「〇〇米が優れた米だから」ではなく、「その米の特性を理解した造り手が、そのポテンシャルを引き出す造り(精米や吸水や温度管理…など)をした結果」だと思って下さい。

同じ米、同じ酵母、同じ数値でも、蔵の仕込み水や設備、造り手の技術や手のかけ方で驚くほど味は変わります。スペック表を見てお酒を選ぶ時、例えば「生酛」「純米」「〇〇米」「△△酵母」とあった場合は、「カテゴリ:時代劇」「演目:忠臣蔵」「主演〇〇」「助演△△」と書いてあるようなものです。もちろん監督さんはその酒蔵さんです。「どんな作品なのか楽しみだ」といったスタンスで楽しむことをお勧めします。

④ 醸造アルコールについて

質問:醸造アルコールが添加されているお酒は避けたほうがいいですか?悪酔いすると聞いたのですが…

返答:残念ならが「純米=善、アル添=悪」と考えている方が一定数いるのは事実ですが…、醸造アルコール添加はむしろ「キレ」や「香り」をデザインするための、高度な技術の一つであり、醸造アルコール→悪酔いと直結するものではありません。一般的に…、吟醸香(=高級エステル香)はアルコールにのみ溶けるので、アルコール添加をしたほうが香りを多く保ちやすいこと、また口当たりの滑らかさやキレが良くなるという点で使用されているものが多いので、もしかするとその「悪酔いする」と言っていた人が悪酔いしたのは…、飲みやすくて飲み過ぎてしまったのかもしれません。

⑤ 失敗しない「選び方」のコツ

質問:自分の好みに合うお酒を、どうやって見つければいいですか?

返答:御覧頂いた「酒逢店主のテイスティングレビュー」に記載のあるスペックを参考程度に見たうえで、どんな香りや口当たりなのかもサラッと確認して、特に「おすすめされているおつまみ」の傾向をチェックしてみてください。「〇〇のような香り」「〇〇な口当たり」といった感想は個人差も発生しますが、「このお酒、〇〇に合いそう」という感覚は、一番ズレが少ない共通感覚であると考え、必ず少なくとも数種類のおつまみ名を記載していますので、ご参考にして下さい。

⑥ 日本酒という「趣味」の楽しみ方

質問:自分にとって「正解の1本」をどう探せばいいですか?

返答:日本酒の「合う・合わない」は、その日の体調や疲れ具合、一緒に食べる料理、さらには一人で飲むか、誰と一緒に飲むか…でも変化します。また「自分の好みの方向」ですら、時間とともに変わっていくものです。正解を求めるよりも、「今の自分にはこれが心地よい」という一期一会の変化を楽しむ中で、無限のバリエーションに触れ、その探求のプロセス自体を楽しむのが、日本酒という趣味の醍醐味だと考えています。