この味見ログは、地酒専門店「酒逢」が実際に開栓・試飲してまとめたレビューです。お酒のコンセプトや酒蔵の思い、造りの背景から、香り・味わい・飲み方・相性の良いおつまみまで、詳しく紹介しています。

商品ページでは、このお酒の情報や特徴を簡潔にまとめています。同じような特徴のお酒も探せて、在庫確認・ご購入も可能です。

↓ このまま詳しい味見ログを読む ※記事内の価格は味見時点のものです。現在の販売価格は商品ページでご確認ください。

南部美人 試験醸造酒|蛍光ピンクなのに中身は穏やか?限定1200本の挑戦を実飲

南部美人 試験醸造酒|蛍光ピンクなのに中身は穏やか?限定1200本の挑戦を実飲

#試飲 ができる、こだわりの #地酒専門店 #SAKEOH酒逢

本日も元気に13時より営業致します!

さて本日も美味しいお酒のご案内

岩手県二戸市の #南部美人 さんから入荷😁

#南部美人試験醸造酒
2200円/720ml
(日本酒度 -9 酸度 1.9 精米歩合60% alc 12度)

*** 圧縮6行お酒紹介🍶 ***

① 関連ワード:南部美人/なんぶびじん/岩手/試験醸造酒/酒未来/低アルコール/限定1200本
② 無理矢理ひと言で →【蜜林檎とラズベリー香る・優しくまろやかな低アル】
③ 万人受け度  ★★★★☆
④ ストーリー性 ★★★★★★★
⑤ 推奨飲み方:キンキン
⑥ お勧めのアテ:牛肉とごぼうの甘辛炒め、切り干し大根煮、鶏の甘辛煮、ミックスナッツ、ドライいちじく

より詳細は以下の文章をご参照😁

*** 圧縮終わり ***

南部美人さんから、ラベルもコンセプトもだいぶ尖った面白いお酒が入荷!

その名も【南部美人 試験醸造酒】!

名前の通り、南部美人さんが今後の商品開発も見据えて、試験的に醸造したお酒で、今回の生産本数は【限定1200本】。

さらに、目がチカチカするかもしれない…と蔵元さんも説明するほど、鮮やかな蛍光ピンクのラベル!
飲む前から、だいぶインパクトある一本です😁

使用する酒米は【酒未来】。

「十四代」を醸す山形県の高木酒造さんが開発した酒造好適米で、山田錦の系統を受け継ぐ酒米としても知られています。

そして、【アルコール度数12%】の低アルコール。

詳しくは…南部美人さんからの紹介文が良く出来てるので以下引用!

“試験醸造酒

酒造好適米「酒未来」を使用し、精米歩合をあえて60%、アルコール度数12%まで落とし挑戦した試験醸造酒です。派手さは出さず、香り穏やかに醸造し、優しくまろやかな味わい、飽きがこない飲みやすいお酒に仕上がりました。皆様の反応やご意見等頂き、来期以降の醸造も検討したいと思っています。是非ご利用ご検討頂ければと思います。”

とのこと。

このラベルで中身が【派手さは出さず】らしいのがびっくりですが😁

ちなみに日本酒度は-9、酸度は1.9。

数字やスペックだけ見ると…、かなりの【甘口】☓【がっつり酸味】なんですが、【低アルコール】だし、さらに言えば造ってるのは【南部美人】さんだし…一体どんなお味なのか、楽しみです!

さて気になるお味は…

開栓時無音。色は無色透明。
上立ち香は…特に「〇〇の香り」的なものは強く感じず…、透明感と甘さを予期させる雰囲気。

口に含むと…、アタックはガツンと甘味、でもその後は滑らかで柔らかく口に広がる。
面白いですね、日本酒度-9(=だいぶ甘口)の低アルコール(12度)はこんな感じになるんですね😁

香りは、口に含んだ時点ではそれほど強く感じず、ジュルジュルと奥を探ってみると…蜜の多い林檎の様な香りを中心に、ラズベリーのような少しクセのある香りが急に出てきます。

喉を通すと軽くふわりと落ちて、含み香はやはり蜜林檎🍎がふわり。舌の上には柔らかな甘味と旨味が数秒残って、すぐにフェードアウト。

実際飲んでみて、酒蔵公式紹介文の…

>派手さは出さず、香り穏やかに醸造し、優しくまろやかな味わい、飽きがこない飲みやすいお酒

そのままこれでした😁

一口ごとに心地良い甘さと、しかも口当たりが軽いので…、気付いたら結構飲んでしまう危険なお酒かも、とも感じました!

相性の良いおつまみは…
牛肉とごぼうの甘辛炒め、切り干し大根煮、鶏の甘辛煮、ミックスナッツ、ドライいちじく

とかでしょうか…

無理矢理挙げるとこんな感じですが、和食に合わせる…というよりこのお酒を中心に楽しむ方がいいかな…と思います😁

皆様もぜひお試しください。

もちろん #お味見 してからのご購入もできます。ぜひご用命下さいm(_ _)m

取り置き、ご相談をご希望の方はコメントをお願いします。
※ 遠方の方は、当店の通販サイトからのご注文も承っております。

このお酒の在庫状況・ご購入はこちら:

※本商品は720ml(四合瓶)のみのご案内です。

この記事について

この記事は、地酒専門店 酒逢の店主を中心に、スタッフが実際に商品を試飲し、その際の記録や酒蔵からの情報をもとに作成しています。 酒逢について

0件のコメント

コメントを残す

② 特定名称分類(純米・吟醸など)の捉え方について

質問:そのお酒の特定名称を見れば、ある程度の味の傾向はわかりますか?

返答:特定名称は、あくまで原料や精米歩合による分類ですので、いわゆる”当社比”のようなものと考えて下さい。「その蔵の商品の中」ではある程度の傾向は把握できます(純米は純米吟醸よりも旨味があり、純米大吟醸は透明感や高級感がある…など)。しかし一般的にお酒を選ぶ場合は、ひとつの酒蔵の商品ラインナップ内で選ぶことは少なく、複数の酒蔵のお酒の中から選ぶ場合は、それほど明確な指標にはなりません。仕込み水・酒米・酵母・酒母・温度経過…など、日本酒の味は無数の分岐によって左右されるので、特定名称は参考程度で把握されることをお勧めします。

③ スペック(数値)による味の予測について

質問:酒米、酵母、日本酒度などのスペックから、味を予測することはできますか?

返答:正確には予測できません。数値や原材料の種類はあくまで「点」に過ぎず、それらが複雑に絡み合って日本酒の風味を形成しています。例えば「〇〇米のお酒」を何種類か飲んで、どれも美味しかった場合でも、それは「〇〇米が優れた米だから」ではなく、「その米の特性を理解した造り手が、そのポテンシャルを引き出す造り(精米や吸水や温度管理…など)をした結果」だと思って下さい。

同じ米、同じ酵母、同じ数値でも、蔵の仕込み水や設備、造り手の技術や手のかけ方で驚くほど味は変わります。スペック表を見てお酒を選ぶ時、例えば「生酛」「純米」「〇〇米」「△△酵母」とあった場合は、「カテゴリ:時代劇」「演目:忠臣蔵」「主演〇〇」「助演△△」と書いてあるようなものです。もちろん監督さんはその酒蔵さんです。「どんな作品なのか楽しみだ」といったスタンスで楽しむことをお勧めします。

④ 醸造アルコールについて

質問:醸造アルコールが添加されているお酒は避けたほうがいいですか?悪酔いすると聞いたのですが…

返答:残念ならが「純米=善、アル添=悪」と考えている方が一定数いるのは事実ですが…、醸造アルコール添加はむしろ「キレ」や「香り」をデザインするための、高度な技術の一つであり、醸造アルコール→悪酔いと直結するものではありません。一般的に…、吟醸香(=高級エステル香)はアルコールにのみ溶けるので、アルコール添加をしたほうが香りを多く保ちやすいこと、また口当たりの滑らかさやキレが良くなるという点で使用されているものが多いので、もしかするとその「悪酔いする」と言っていた人が悪酔いしたのは…、飲みやすくて飲み過ぎてしまったのかもしれません。

⑤ 失敗しない「選び方」のコツ

質問:自分の好みに合うお酒を、どうやって見つければいいですか?

返答:御覧頂いた「酒逢店主のテイスティングレビュー」に記載のあるスペックを参考程度に見たうえで、どんな香りや口当たりなのかもサラッと確認して、特に「おすすめされているおつまみ」の傾向をチェックしてみてください。「〇〇のような香り」「〇〇な口当たり」といった感想は個人差も発生しますが、「このお酒、〇〇に合いそう」という感覚は、一番ズレが少ない共通感覚であると考え、必ず少なくとも数種類のおつまみ名を記載していますので、ご参考にして下さい。

⑥ 日本酒という「趣味」の楽しみ方

質問:自分にとって「正解の1本」をどう探せばいいですか?

返答:日本酒の「合う・合わない」は、その日の体調や疲れ具合、一緒に食べる料理、さらには一人で飲むか、誰と一緒に飲むか…でも変化します。また「自分の好みの方向」ですら、時間とともに変わっていくものです。正解を求めるよりも、「今の自分にはこれが心地よい」という一期一会の変化を楽しむ中で、無限のバリエーションに触れ、その探求のプロセス自体を楽しむのが、日本酒という趣味の醍醐味だと考えています。