この味見ログは、地酒専門店「酒逢」が実際に開栓・試飲してまとめたレビューです。香り・味わい・飲み方・相性の良いおつまみを紹介しています。

※記事内の価格は味見時点のものです。現在の販売価格は商品ページでご確認ください。

純米大吟醸の上品さ、山廃の奥行き、半年熟成の円やかさがきれいに重なる一本|手取川 純米大吟醸 ひやおろし

純米大吟醸の上品さ、山廃の奥行き、半年熟成の円やかさがきれいに重なる一本|手取川 純米大吟醸 ひやおろし

#試飲 ができる、こだわりの #地酒専門店酒逢

本日も元気に13時より営業致します!

さて、本日も新入荷のご連絡。
石川県の #吉田酒造店 さんから新入荷😁

#手取川純米大吟醸ひやおろし
2475円/720ml 4840円/1800ml
(日本酒度・酸度:非公開 精米歩合:45% alc 16度)

*** 圧縮6行お酒紹介🍶 ***

① 関連ワード:手取川/てどりがわ/石川/吉田酒造店/純米大吟醸/山廃/兵庫県産山田錦/ひやおろし
② 無理矢理ひと言で →【純米大吟醸 ☓ 山廃の奥行き ☓ 円熟のまろやかさ】
③ 万人受け度  ★★★★★
④ ストーリー性 ★★★★☆
⑤ 推奨飲み方:キンキン・常温
⑥ お勧めのアテ:高野豆腐煮、鴨ロース、すき焼き、生うに、ホタテバター焼き

より詳細は以下の文章をご参照😁

*** 圧縮終わり ***

兵庫県産 #山田錦 を45%まで磨いた純米大吟醸が、半年の円熟期間を経て満を持しての登場。
さすがに純米大吟醸なので、ちょっと良いお値段ですが…飲んでみれば確実にお値段以上の逸品。
例年大人気、極めてお上品な #ひやおろし です。

公式の商品案内を以下引用

“一夏を超え、低温の熟成を経た秋上がりのひやおろし。
当蔵では最も飲み頃を迎えたお酒の香味を十分に楽しんでいただけるよう、純米大吟醸を生詰でお届け。”

更に裏面ラベルの記載も以下引用

“手取川 純米大吟醸 ひやおろし
「ひやおろし」とは秋風が吹いて、気温が下がり始めた頃に2回目の火入れを行わずに出荷する秋のお酒です。
兵庫県産山田錦を100%使用し、能登杜氏が得意とする山廃仕込み丁寧に醸した純米大吟醸。
搾ってから約半年間低温で熟成させることで、山廃ならではの繊細な奥行きを育みながらも、上品で滑らかな口当たりに仕上げました。香りは穏やかで、白ぶどうを思わせる上品な甘みと心地よい酸味、凛とした後味が特徴です。
よく冷やして、冷酒グラスやワイングラスでお楽しみください。
酵素剤や発酵助成剤など、表示義務のない添加物は一切使用していません。”

とのこと😁

特に裏面ラベルの記載がだいぶ具体的で的確、あまり酒屋が付け足す余地が無さそうなのですが…、仕事なのでサボらず試飲します!

さて、お味は…
開栓時プシュ無し、色は、よく見ると…わずか〜に黄みが確認できる…程度。
上立ち香は控えめ、透明感あるきれいな果実香も、ほのかな熟成香も、きっちり両方を感じます。

口に含むと、つるつる7のふわふわ3くらい、ひっかかりは一切なく口中に広がって…、まさに「シルクのよう」な滑らかさ。
熟成の円やかさだけでなく、さすが純米大吟醸と思える”お上品さ”と、さすが山廃仕込みと思える”深味”のバランスが秀逸。
香りは、高級な洋梨、それもちょっとだけ熟した、絶妙な食べごろの時の香りですね😁

ジュルジュルと香りを探ると、食べ頃の洋梨や、ほのかに熟した柑橘の果皮を思わせる感じ。
喉を通すと、含み香がふわりと鼻を抜け、しばらく漂って、ふっと消えていきます。
キレもあるので、どんどんといけてしまう、飲む量を間違えがちなヤバいやつですね。

いや、毎年の事だし、手取川さんだし、純米大吟醸だし、当然ではあるんですが…うっとりとしてしまう逸品です。

相性の良いおつまみは…
高野豆腐煮、鴨ロース、すき焼き、生うに、ホタテバター焼き

とかでしょうか…
旨みのある和食と相性が良いのかと思いますが…、お酒の味が高級な感じだと、頭に浮かぶおつまみも値段高めになるような😁

皆様もぜひお試しくださいm(_ _)m

もちろん #お味見 してからのご購入もできます。ぜひご用命下さいm(_ _)m

取り置き、ご相談をご希望の方はコメントをお願いします。
※ 遠方の方は、当店の通販サイトからのご注文も承っております。

このお酒の在庫状況・ご購入はこちら:

※リンク先の商品ページで「四合瓶 / 一升瓶 / その他」のサイズ切り替えが可能です。

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この記事について

この記事は、地酒専門店 酒逢の店主を中心に、スタッフが実際に商品を試飲し、その際の記録や酒蔵からの情報をもとに作成しています。 酒逢について

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① このお酒を造っているのはどんな酒蔵ですか?特徴も教えてください

返答: 石川県の吉田酒造店さんです。以前、酒蔵ガイドとしてまとめた概略を引用してご紹介します。

霊峰白山の麓で150有余年。100年の歳月をかけて湧き出る「白山百年水」を使い、独特のキレと繊細な立体感を両立させる吉田酒造店。

伝統の"山廃造り"を現代的に再構築した「モダン山廃」の先駆であり、平均年齢30代前半の若きチームがその瑞々しい感性で、日本酒の次なるスタンダードを模索し続けています。

夏は蔵人が田に、冬は農家が蔵に入る「農醸一貫」の絆。白山の自然を次世代へ繋ぐ持続可能な酒造りを掲げ、その一滴には、地域と手を取り合う実直な情熱が宿っています。

現在、当店では吉田酒造店さんの商品を42種類取り扱っております。酒蔵のより詳しい説明や、こだわりが詰まった商品の概要やラインナップの紹介は、こちらの専用ページで詳しくご覧いただけます。
👉 [ 吉田酒造店 の酒蔵ページはこちら ]

② 特定名称分類(純米・吟醸など)の捉え方について

質問:そのお酒の特定名称を見れば、ある程度の味の傾向はわかりますか?

返答:特定名称は、あくまで原料や精米歩合による分類ですので、いわゆる”当社比”のようなものと考えて下さい。「その蔵の商品の中」ではある程度の傾向は把握できます(純米は純米吟醸よりも旨味があり、純米大吟醸は透明感や高級感がある…など)。しかし一般的にお酒を選ぶ場合は、ひとつの酒蔵の商品ラインナップ内で選ぶことは少なく、複数の酒蔵のお酒の中から選ぶ場合は、それほど明確な指標にはなりません。仕込み水・酒米・酵母・酒母・温度経過…など、日本酒の味は無数の分岐によって左右されるので、特定名称は参考程度で把握されることをお勧めします。

③ スペック(数値)による味の予測について

質問:酒米、酵母、日本酒度などのスペックから、味を予測することはできますか?

返答:正確には予測できません。数値や原材料の種類はあくまで「点」に過ぎず、それらが複雑に絡み合って日本酒の風味を形成しています。例えば「〇〇米のお酒」を何種類か飲んで、どれも美味しかった場合でも、それは「〇〇米が優れた米だから」ではなく、「その米の特性を理解した造り手が、そのポテンシャルを引き出す造り(精米や吸水や温度管理…など)をした結果」だと思って下さい。

同じ米、同じ酵母、同じ数値でも、蔵の仕込み水や設備、造り手の技術や手のかけ方で驚くほど味は変わります。スペック表を見てお酒を選ぶ時、例えば「生酛」「純米」「〇〇米」「△△酵母」とあった場合は、「カテゴリ:時代劇」「演目:忠臣蔵」「主演〇〇」「助演△△」と書いてあるようなものです。もちろん監督さんはその酒蔵さんです。「どんな作品なのか楽しみだ」といったスタンスで楽しむことをお勧めします。

④ 醸造アルコールについて

質問:醸造アルコールが添加されているお酒は避けたほうがいいですか?悪酔いすると聞いたのですが…

返答:残念ならが「純米=善、アル添=悪」と考えている方が一定数いるのは事実ですが…、醸造アルコール添加はむしろ「キレ」や「香り」をデザインするための、高度な技術の一つであり、醸造アルコール→悪酔いと直結するものではありません。一般的に…、吟醸香(=高級エステル香)はアルコールにのみ溶けるので、アルコール添加をしたほうが香りを多く保ちやすいこと、また口当たりの滑らかさやキレが良くなるという点で使用されているものが多いので、もしかするとその「悪酔いする」と言っていた人が悪酔いしたのは…、飲みやすくて飲み過ぎてしまったのかもしれません。

⑤ 失敗しない「選び方」のコツ

質問:自分の好みに合うお酒を、どうやって見つければいいですか?

返答:御覧頂いた「酒逢店主のテイスティングレビュー」に記載のあるスペックを参考程度に見たうえで、どんな香りや口当たりなのかもサラッと確認して、特に「おすすめされているおつまみ」の傾向をチェックしてみてください。「〇〇のような香り」「〇〇な口当たり」といった感想は個人差も発生しますが、「このお酒、〇〇に合いそう」という感覚は、一番ズレが少ない共通感覚であると考え、必ず少なくとも数種類のおつまみ名を記載していますので、ご参考にして下さい。

⑥ 日本酒という「趣味」の楽しみ方

質問:自分にとって「正解の1本」をどう探せばいいですか?

返答:日本酒の「合う・合わない」は、その日の体調や疲れ具合、一緒に食べる料理、さらには一人で飲むか、誰と一緒に飲むか…でも変化します。また「自分の好みの方向」ですら、時間とともに変わっていくものです。正解を求めるよりも、「今の自分にはこれが心地よい」という一期一会の変化を楽しむ中で、無限のバリエーションに触れ、その探求のプロセス自体を楽しむのが、日本酒という趣味の醍醐味だと考えています。