この味見ログは、地酒専門店「酒逢」が実際に開栓・試飲してまとめたレビューです。香り・味わい・飲み方・相性の良いおつまみを紹介しています。

※記事内の価格は味見時点のものです。現在の販売価格は商品ページでご確認ください。

敢えての二回火入れで整った、透明感ある旨辛純米|天明 純米 亀の尾 二回火入

敢えての二回火入れで整った、透明感ある旨辛純米|天明 純米 亀の尾 二回火入

#試飲 ができる、こだわりの #地酒専門店酒逢

本日も元気に13時より営業致します!

さて本日も美味しいお酒のご案内

#天明純米亀の尾二回火入 が新入荷😁

2035円/720ml 3795円/1800ml
(日本酒度 +3 酸度 1.7 alc 16度 精米歩合70%)

*** 圧縮6行お酒紹介🍶 ***

① 関連ワード:天明/てんめい/福島/曙酒造/純米/山田錦・亀の尾/酵母:協会9号・協会1001
② 無理矢理ひと言で →【敢えての二回火入れで完全に整った透明感ある旨辛純米】
③ 万人受け度  ★★★★★
④ ストーリー性 ★★★★★
⑤ 推奨飲み方:キンキン・常温・ぬる燗
⑥ お勧めのアテ:茄子の煮びたし、里芋の煮物、かつおのたたき、太刀魚塩焼き、ぶり大根

より詳細は以下の文章をご参照😁

*** 圧縮終わり ***

公式の商品紹介を以下引用

“天明 純米 亀の尾 二回火入

一年を通して、生と火入れという違いだけでこれほど表情豊かに姿を変える米を、私達は他に知りません。

この酒に使用するのは会津産「亀の尾」。力強い米の旨味と奥行きを持ちながら、造り方や熟成、温度、そして火入れの加減によって、その表情を大きく変えていく。私達にとって亀の尾は向き合うたびに新しい発見を与えてくれる、とても面白い酒米です。

その亀の尾に合わせたのは、協会9号酵母・協会1001酵母による速醸酛。華やかさだけを追い求めるのではなく、亀の尾が持つ旨味や酸味、ほのかな苦味までをきれいに引き出し、透明感のある旨辛な酒質へ。米の存在感をしっかりと残しながら、飲み進めるほどに心地よくほどけていく味わいを目指しました。

なぜ、このタイミングで二回火入れなのか。イメージしたのは「味をいなす」こと。
ただ丸くするわけでも、熟成させるわけでもない。あえて熱を二度加えることで、酒にきれいなダメージを与える。味わいの輪郭を一度ほどいて馴染ませ、もう一度組み立てるように。

亀の尾の豊かな旨味と、酵母が生み出す香味・酸味・苦味、それぞれが熱を介することで馴染み合い、酒全体に より鮮やかな抑揚を生み出していきます。

保存の為だけの火入れではありません。味を、もう一段上へ。
その為に、あえての二回火入れ。
熱交換器による二度の火入れを経て瓶詰めし、その後、即座に急冷。
しっかりと熱を加えながらも、天明が大切にする瑞々しさと透明感を残す。その絶妙なところを狙いました。

口に含めば、亀の尾らしい豊かな米の旨味。それを支えるきれいな酸味とほのかな苦味。
中盤にはふくらみを感じながら、後半はすっと辛く、軽快にほどけていきます。冷酒では、透明感と輪郭を。常温では、亀の尾の旨味と奥行きを。そしてお燗では米の味わいがもう一度ゆっくりと開き、旨味と酸味が重なりながら、心地よい辛さへと繋がっていく。

会津産の亀の尾と山田錦。協会9号酵母と協会1001酵母という速醸酛。そして、二回火入。
火入れを ただ「守るための技術」ではなく「味を包み、米の新しい表情を引き出す為の技術」へ。亀の尾という米が一年の中で見せる、いくつもの表情。

そのひとつとして生まれた、透明感溢れる旨辛速醸酛の純米酒です。

[詳細]
麹米・掛米:会津産亀の尾、会津産山田錦(精米歩合70%)
使用酵母:協会9号酵母、協会1001酵母
スペック(確定値):アルコール16度 日本酒度+3 酸度1.7 アミノ酸度0.5
”

とのこと😁相変わらず長くて情報量多くて濃い!楽しみです!

さてお味は…
開栓時無音、色は無色透明。
上立ち香はほんのり林檎を思わせる香り。
あんまり「フルーティ」な感じではなく、透明感の中に”しっかり旨味”を予期させてくれる感じ。

口に含むと…、つるつる6++ふわふわ4。日本酒度が+3で甘さは控えめ、酸が1.7だけど…おとなしめ。
甘いとか華やかとかじゃなく…、整いきった落ち着きとバランスが素晴らしい。

公式文中のここ

>ただ丸くするわけでも、熟成させるわけでもない。あえて熱を二度加えることで、酒にきれいなダメージを与える。

まさに「あえて熱を二度加えることで」整いきった落ち着きなんだと思います😁
一切のワチャワチャした感じや角の立った感じが無く、しかも同時に「フレッシュさが欠片も無くなっちゃった」わけでもなく、適度に落ち着いた透明感と綺麗さが印象的です😁

香りは…やはり控えめに林檎。他にもほのかにカスタードクリームのような香り。
ジュルジュルと香りを探ると奥にレモンのような爽やか柑橘の香り。

喉を通すと…するりと流れて、含み香はほのかに林檎。
舌の上には…落ち着いた旨み・ほんのり甘味・品の良い苦みがわずかに居座り、数秒でフェードアウト。

いやぁ、美味いです(語彙力)

お燗も絶対美味そうなので温めてみましたが…、口当たりは更に一段柔らかく・滑らかに。
香りは林檎がぐいっと前に、そして蒸した芋の香りも加わり…、いやぁ、美味いです(二回目)

よかったら是非お燗も試してみてください!

合わせるおつまみは…、具体名を言うなら
茄子の煮びたし、里芋の煮物、かつおのたたき、太刀魚塩焼き、ぶり大根

とかでしょうか。

淡白なお味から結構濃い目のものまで寄り添ってくれるけど…、ヒトクセあるおつまみの方が良いかな〜と思います😁

皆様もぜひお試しくださいm(_ _)m

もちろん #お味見 してからのご購入もできます。ぜひご用命下さいm(_ _)m

取り置き、ご相談をご希望の方はコメントをお願いします。
※ 遠方の方は、当店の通販サイトからのご注文も承っております。

このお酒の在庫状況・ご購入はこちら:

※リンク先の商品ページで「四合瓶 / 一升瓶」のサイズ切り替えが可能です。

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この記事について

この記事は、地酒専門店 酒逢の店主を中心に、スタッフが実際に商品を試飲し、その際の記録や酒蔵からの情報をもとに作成しています。 酒逢について

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① このお酒を造っているのはどんな酒蔵ですか?特徴も教えてください

返答: 福島県の曙酒造さんです。以前、酒蔵ガイドとしてまとめた概略を引用してご紹介します。

明治37年創業。古くからの米どころとして知られる福島県会津坂下町、日本屈指の超軟水が湧き出る地に居を構える曙酒造。

モダンで挑戦的な「天明」と、柔らかで親しみやすい「一生青春」という二つの看板銘柄を展開。共通するのは、徹底した醸造管理がもたらす透明感と、旨味・甘み・酸味の絶妙なバランス。

蔵元・鈴木孝市氏のもと、細部に至るまで工程に理と根拠を求め、理想の味わいをロジカルに突き詰める。飲む人の食卓に華を添える一本のために、妥協なく考え抜き、進化を止めない求道的な蔵。

現在、当店では曙酒造さんの商品を57種類取り扱っております。酒蔵のより詳しい説明や、こだわりが詰まった商品の概要やラインナップの紹介は、こちらの専用ページで詳しくご覧いただけます。
👉 [ 曙酒造 の酒蔵ページはこちら ]

② 特定名称分類(純米・吟醸など)の捉え方について

質問:そのお酒の特定名称を見れば、ある程度の味の傾向はわかりますか?

返答:特定名称は、あくまで原料や精米歩合による分類ですので、いわゆる”当社比”のようなものと考えて下さい。「その蔵の商品の中」ではある程度の傾向は把握できます(純米は純米吟醸よりも旨味があり、純米大吟醸は透明感や高級感がある…など)。しかし一般的にお酒を選ぶ場合は、ひとつの酒蔵の商品ラインナップ内で選ぶことは少なく、複数の酒蔵のお酒の中から選ぶ場合は、それほど明確な指標にはなりません。仕込み水・酒米・酵母・酒母・温度経過…など、日本酒の味は無数の分岐によって左右されるので、特定名称は参考程度で把握されることをお勧めします。

③ スペック(数値)による味の予測について

質問:酒米、酵母、日本酒度などのスペックから、味を予測することはできますか?

返答:正確には予測できません。数値や原材料の種類はあくまで「点」に過ぎず、それらが複雑に絡み合って日本酒の風味を形成しています。例えば「〇〇米のお酒」を何種類か飲んで、どれも美味しかった場合でも、それは「〇〇米が優れた米だから」ではなく、「その米の特性を理解した造り手が、そのポテンシャルを引き出す造り(精米や吸水や温度管理…など)をした結果」だと思って下さい。

同じ米、同じ酵母、同じ数値でも、蔵の仕込み水や設備、造り手の技術や手のかけ方で驚くほど味は変わります。スペック表を見てお酒を選ぶ時、例えば「生酛」「純米」「〇〇米」「△△酵母」とあった場合は、「カテゴリ:時代劇」「演目:忠臣蔵」「主演〇〇」「助演△△」と書いてあるようなものです。もちろん監督さんはその酒蔵さんです。「どんな作品なのか楽しみだ」といったスタンスで楽しむことをお勧めします。

④ 醸造アルコールについて

質問:醸造アルコールが添加されているお酒は避けたほうがいいですか?悪酔いすると聞いたのですが…

返答:残念ならが「純米=善、アル添=悪」と考えている方が一定数いるのは事実ですが…、醸造アルコール添加はむしろ「キレ」や「香り」をデザインするための、高度な技術の一つであり、醸造アルコール→悪酔いと直結するものではありません。一般的に…、吟醸香(=高級エステル香)はアルコールにのみ溶けるので、アルコール添加をしたほうが香りを多く保ちやすいこと、また口当たりの滑らかさやキレが良くなるという点で使用されているものが多いので、もしかするとその「悪酔いする」と言っていた人が悪酔いしたのは…、飲みやすくて飲み過ぎてしまったのかもしれません。

⑤ 失敗しない「選び方」のコツ

質問:自分の好みに合うお酒を、どうやって見つければいいですか?

返答:御覧頂いた「酒逢店主のテイスティングレビュー」に記載のあるスペックを参考程度に見たうえで、どんな香りや口当たりなのかもサラッと確認して、特に「おすすめされているおつまみ」の傾向をチェックしてみてください。「〇〇のような香り」「〇〇な口当たり」といった感想は個人差も発生しますが、「このお酒、〇〇に合いそう」という感覚は、一番ズレが少ない共通感覚であると考え、必ず少なくとも数種類のおつまみ名を記載していますので、ご参考にして下さい。

⑥ 日本酒という「趣味」の楽しみ方

質問:自分にとって「正解の1本」をどう探せばいいですか?

返答:日本酒の「合う・合わない」は、その日の体調や疲れ具合、一緒に食べる料理、さらには一人で飲むか、誰と一緒に飲むか…でも変化します。また「自分の好みの方向」ですら、時間とともに変わっていくものです。正解を求めるよりも、「今の自分にはこれが心地よい」という一期一会の変化を楽しむ中で、無限のバリエーションに触れ、その探求のプロセス自体を楽しむのが、日本酒という趣味の醍醐味だと考えています。