このブログ記事は、地酒専門店「酒逢(さけおう)」が、入荷ごとに実際に開栓・試飲して記録しているテイスティングレビューです。商品ごとの香り、口当たり、旨み、余韻、飲み方、相性の良いおつまみを、購入前の判断材料としてできるだけ具体的に紹介しています。

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軽快×ジューシー×キレ、クイクイ進む危険なお酒|山本 純米吟醸 フォレストグリーン

軽快×ジューシー×キレ、クイクイ進む危険なお酒|山本 純米吟醸 フォレストグリーン

#試飲 ができる、こだわりの #地酒専門店酒逢

本日も元気に13時より営業致します!

さて、本日も美味しいお酒のご案内😁

秋田県の山本酒造店さんの #限定酒

#山本純米吟醸フォレストグリーン

1980円/720ml 3779円/1800ml
(日本酒度 ±0 酸度 1.5 精米歩合55% alc14度)

*** 圧縮6行お酒紹介🍶 ***

① 関連ワード:山本/やまもと/秋田/山本酒造店/純米吟醸/酒米:美郷錦/酵母:秋田酵母No.12/火入
② 無理矢理ひと言で →【軽快☓ジューシー☓キレ・クイクイ進む危険なお酒】
③ 万人受け度  ★★★★★★★
④ ストーリー性 ★★★★☆
⑤ 推奨飲み方:キンキン
⑥ お勧めのアテ:鶏の唐揚げ、ヤムウンセン、ミックスナッツ、BBQ、炙りサーモン

より詳細は以下の文章をご参照😁

*** 圧縮終わり ***

スペックは…
使用米は大潟村産美郷錦、酵母は秋田酵母No.12。

非常に目を引く強烈なインパクトのある鮮やかな緑のラベル。しかしなぜ #フォレストグリーン なのかは…、
特に説明はありませんが、いつもながら雰囲気で命名したものと思われます😁

商品紹介を以下引用

“山本「フォレストグリーン」純米吟醸のご案内です。
このお酒は山田錦と美山錦を親に持つ「美郷錦」を使ったお酒で、秋田県の大潟村で作られたものを使用しています。
秋田県内で「美郷錦」の生産者は10人もおらず、貴重な秋田県産の美郷錦です。

ジューシーな味わいの中にやわらかな酸が感じられ、スパッと切れの良い後味のお酒です。”

とのこと😁

更に裏面のラベルを引用…

“伝説の映画俳優、スティーブ・マックイーンも惚れた名車『ボンネビル』を駆る大潟村の漢・山崎直司。
そう、美郷錦の生産者。エンジンの鼓動と同じく、胸に宿る情熱。そのすべてを、そのまま美郷錦に込めました。
この酒に使用するのは、美郷錦100%。魂を削り、米を磨き、辿り着いたーー渾身の一滴。
美郷錦は、昭和62年に山田錦と美山錦を交配し選抜・育成された酒米。平成10年に品種登録された、いわば、”秋田が誇るサラブレッド”。
走りも、酒も、妥協なし。飲めばわかる、この熱量。”

とのこと、前半バイクの話スタートで裏面ラベルの山本節の後半はどうなるかと思いきや、ちょっとふざけ気味なだけのちゃんとした商品紹介として着地!凄い!山本銘柄裏面ラベルなのに、ちゃんとしてる😁

さて、お味は…
開栓時プシュ音は無し、色は無色透明。
上立ち香はクリアでフレッシュな感じ、わずかに和梨の果皮を思わせる。
さらには…、酸もちょっと目立つ感じなのかな…と予期させる雰囲気。

口当たりはサラサラ8+ふわふわ3。思った通りフレッシュ感があって飲みやすい。舌をくすぐる程よい酸のチリチリも心地良い。
香りは…やはり和梨、ジュルジュルと奥の方の香りも探ると…洋梨のような香りもあるし、奥のほうにはレモンのような更に爽快な香りも。

喉を通すと…、するりと落ちると同時に、爽やかな含み香が鼻に抜け、舌の上には「チリチリチリチリチリチリチリチリ…」という酸と、控えめな香り、そしてわずかな旨味がちょっと長めに10秒ほど居座ってフェードアウト。

徹頭徹尾、さっぱり&ジューシーでバランス良いので、クイクイといけてしまう危険なお酒⚠️

相性の良いおつまみは…具体的には、
鶏の唐揚げ、ヤムウンセン、ミックスナッツ、BBQ、炙りサーモン

とかでしょうか…

バランスが良いので、様々なお料理を結構幅広くカバーしてくれるオールラウンダーな感じですが…、あんまりクラシックな和食じゃ無い気がします

もちろん #お味見 してからのご購入もできます。ぜひご用命下さいm(_ _)m

取り置き、ご相談をご希望の方はコメントをお願いします。
※ 遠方の方は、当店の通販サイトからのご注文も承っております。

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① このお酒を造っているのはどんな酒蔵ですか?特徴も教えてください

返答: 秋田県の山本酒造店さんです。以前、酒蔵ガイドとしてまとめた概略を引用してご紹介します。

全くの異業種から転身し、自ら立ち上げた"山本"ブランドを大人気銘柄に押し上げた異色の蔵元・山本友文氏が率いる山本酒造店。

既成概念に囚われない自由な発想と遊び心で、日本酒の楽しさを再定義。それは「日本酒に馴染みのない層にも振り向いてほしい」という想いから。

白神山地の湧水を直接蔵へ引き込み、全量純米・徹底した温度管理を貫く。遊び心溢れる開発商品とは裏腹に、中身は一切の妥協を許さず「研ぎ澄まされた純米酒」を追求しています。

現在、当店では山本酒造店さんの商品を21種類取り扱っております。酒蔵のより詳しい説明や、こだわりが詰まった商品の概要やラインナップの紹介は、こちらの専用ページで詳しくご覧いただけます。
👉 [ 山本酒造店 の酒蔵ページはこちら ]

② 特定名称分類(純米・吟醸など)の捉え方について

質問:そのお酒の特定名称を見れば、ある程度の味の傾向はわかりますか?

返答:特定名称は、あくまで原料や精米歩合による分類ですので、いわゆる”当社比”のようなものと考えて下さい。「その蔵の商品の中」ではある程度の傾向は把握できます(純米は純米吟醸よりも旨味があり、純米大吟醸は透明感や高級感がある…など)。しかし一般的にお酒を選ぶ場合は、ひとつの酒蔵の商品ラインナップ内で選ぶことは少なく、複数の酒蔵のお酒の中から選ぶ場合は、それほど明確な指標にはなりません。仕込み水・酒米・酵母・酒母・温度経過…など、日本酒の味は無数の分岐によって左右されるので、特定名称は参考程度で把握されることをお勧めします。

③ スペック(数値)による味の予測について

質問:酒米、酵母、日本酒度などのスペックから、味を予測することはできますか?

返答:正確には予測できません。数値や原材料の種類はあくまで「点」に過ぎず、それらが複雑に絡み合って日本酒の風味を形成しています。例えば「〇〇米のお酒」を何種類か飲んで、どれも美味しかった場合でも、それは「〇〇米が優れた米だから」ではなく、「その米の特性を理解した造り手が、そのポテンシャルを引き出す造り(精米や吸水や温度管理…など)をした結果」だと思って下さい。

同じ米、同じ酵母、同じ数値でも、蔵の仕込み水や設備、造り手の技術や手のかけ方で驚くほど味は変わります。スペック表を見てお酒を選ぶ時、例えば「生酛」「純米」「〇〇米」「△△酵母」とあった場合は、「カテゴリ:時代劇」「演目:忠臣蔵」「主演〇〇」「助演△△」と書いてあるようなものです。もちろん監督さんはその酒蔵さんです。「どんな作品なのか楽しみだ」といったスタンスで楽しむことをお勧めします。

④ 醸造アルコールについて

質問:醸造アルコールが添加されているお酒は避けたほうがいいですか?悪酔いすると聞いたのですが…

返答:残念ならが「純米=善、アル添=悪」と考えている方が一定数いるのは事実ですが…、醸造アルコール添加はむしろ「キレ」や「香り」をデザインするための、高度な技術の一つであり、醸造アルコール→悪酔いと直結するものではありません。一般的に…、吟醸香(=高級エステル香)はアルコールにのみ溶けるので、アルコール添加をしたほうが香りを多く保ちやすいこと、また口当たりの滑らかさやキレが良くなるという点で使用されているものが多いので、もしかするとその「悪酔いする」と言っていた人が悪酔いしたのは…、飲みやすくて飲み過ぎてしまったのかもしれません。

⑤ 失敗しない「選び方」のコツ

質問:自分の好みに合うお酒を、どうやって見つければいいですか?

返答:御覧頂いた「酒逢店主のテイスティングレビュー」に記載のあるスペックを参考程度に見たうえで、どんな香りや口当たりなのかもサラッと確認して、特に「おすすめされているおつまみ」の傾向をチェックしてみてください。「〇〇のような香り」「〇〇な口当たり」といった感想は個人差も発生しますが、「このお酒、〇〇に合いそう」という感覚は、一番ズレが少ない共通感覚であると考え、必ず少なくとも数種類のおつまみ名を記載していますので、ご参考にして下さい。

⑥ 日本酒という「趣味」の楽しみ方

質問:自分にとって「正解の1本」をどう探せばいいですか?

返答:日本酒の「合う・合わない」は、その日の体調や疲れ具合、一緒に食べる料理、さらには一人で飲むか、誰と一緒に飲むか…でも変化します。また「自分の好みの方向」ですら、時間とともに変わっていくものです。正解を求めるよりも、「今の自分にはこれが心地よい」という一期一会の変化を楽しむ中で、無限のバリエーションに触れ、その探求のプロセス自体を楽しむのが、日本酒という趣味の醍醐味だと考えています。