このブログ記事は、地酒専門店「酒逢(さけおう)」が、入荷ごとに実際に開栓・試飲して記録しているテイスティングレビューです。商品ごとの香り、口当たり、旨み、余韻、飲み方、相性の良いおつまみを、購入前の判断材料としてできるだけ具体的に紹介しています。

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エクストラドライな口当たりの瓶内二次発酵|山本スパークリング、夏限定の活性にごり生酒

エクストラドライな口当たりの瓶内二次発酵|山本スパークリング、夏限定の活性にごり生酒

#試飲 ができる、こだわりの #地酒専門店酒逢

本日も元気に13時より営業致します!

さて本日も新入荷のご案内😁

秋田県の #山本酒造店 さんの #季節限定!

#山本スパークリング純米吟醸発泡うすにごり生酒
2099円/720ml
(日本酒度:+11 酸度:2.0 alc 14度 精米歩合 麹50%/掛55%)

*** 圧縮6行お酒紹介🍶 ***

① 関連ワード:山本/やまもと/秋田/山本酒造店/純米吟醸/活性にごり/酒米:秋田酒こまち/協会酵母No.12
② 無理矢理ひと言で →【山本の夏限定!サッパリ・しゅわしゅわスパークリング】
③ 万人受け度  ★★★★★
④ ストーリー性 ★★★★★★★★
⑤ 推奨飲み方:キンキン
⑥ お勧めのアテ:餃子、メンチカツ、焼肉、ホタルイカのバター醤油、まぐろかま塩焼き

より詳細は以下の文章をご参照😁

*** 圧縮終わり ***

まず、重要なことですが”スパークリング”=”瓶内2次発酵”の商品です。
不用意に開栓すると吹きこぼれてしまいます。酒の一滴は血の一滴、もったいないです。ご注意下さい。

開け方は…

1. 冷蔵庫で可能なかぎりキンキンに冷やし
2. 余計な振動を与えず取り出し
3. 間違えても振ったりなんかせず
4. 静かに置いて、少しずず栓を捻ります
5. そうすると空気が瓶内に流入し、水面が上がってくるので…
6. 溢れる前に栓を締めます、そうすると水面が下がります
7. 上記4〜6を何回か繰り返すと、そのうちお酒が力尽きて「もう疲れたよ、眠いんだ」みたいになります
8. その時には瓶内の対流で、ぼちぼち混ざってますが
9. ちょっと瓶の底にこびりついてる濁りが気になる方は振ってもOK
10. 再度開ける時も、まだ気を抜かずに慎重に開けてください😁

注意事項はだいたいこんな感じです。

開け方の実演は以下の動画をご参考下さい。

開栓時、瓶内二次発酵なんで色々手間暇かかります😁

公式HPの情報を以下引用

“エクストラドライな口当たりの活性酒。
瓶詰め時はやや甘口だが、その後は生きた酵母がその糖分を食べて瓶内2次発酵がをし、辛口のスパークリング酒に生まれ変わる。
滓が少なく、口当たりもサラリとしているのが特徴。原材料はピュアブラックと同じ。”

とのこと!

さてお味は…

上立ち香は…華やかさは控えめ、にごりの酒粕の香りの奥に、柑橘っぽい香りがふわり。

口に含むとキリッと2+さらさら2+ジュワジュワが6、瓶内二次発酵ならでは「チクチクチクチクチクチクチクチクチクチク…」が、放ってくとずーっと続くのではないかと思うほど元気。
辛口キリリ&元気でフレッシュ、チクチク感が心地良い…、まさにこれからの時期にぴったりの雰囲気😁

香りは…、柑橘・和梨・メロン・青いバナナ…洋梨もあるかも。
爽やかな香りが、口の中で心地よく暴れるチクチクの間から入れ替わり立ち代わり出てくるので、とても賑やかで楽しい。

喉を通すと軽快にするりと落ちて、鼻から抜ける含み香りは…にごり酒特有の酒粕の香りと柑橘の香り。

グラスに注いで5分も経てばだいぶシュワシュワチクチクは落ち着いて、微発泡フレッシュな辛口にごりに。

もちろんせっかくのスパークリングなので、開栓直後のシュワシュワ感を楽しんで欲しいのですが、例えば数日後に飲んだ時にだいぶシュワシュワが抜けてしまっていたとしても…【非常に出来の良い”辛口にごり”】なので、焦らず色々な表情を楽しんで頂ければと思います!

合いそうなおつまみは…具体的には、
餃子、メンチカツ、焼肉、ホタルイカのバター醤油、まぐろかま塩焼き

…とかでしょうか😁

和食全般に寄り添ってくれますが…、脂の多そうなものとサッパリ合わせるのがベストかと思います。

もちろん #お味見 してからのご購入もできます。ぜひご用命下さいm(_ _)m
取り置き、ご相談をご希望の方はコメントをお願いします。

※ 遠方の方は、当店の通販サイトからのご注文も承っております。

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※本商品は720mlのみのご用意です。

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① このお酒を造っているのはどんな酒蔵ですか?特徴も教えてください

返答: 秋田県の山本酒造店さんです。以前、酒蔵ガイドとしてまとめた概略を引用してご紹介します。

全くの異業種から転身し、自ら立ち上げた"山本"ブランドを大人気銘柄に押し上げた異色の蔵元・山本友文氏が率いる山本酒造店。

既成概念に囚われない自由な発想と遊び心で、日本酒の楽しさを再定義。それは「日本酒に馴染みのない層にも振り向いてほしい」という想いから。

白神山地の湧水を直接蔵へ引き込み、全量純米・徹底した温度管理を貫く。遊び心溢れる開発商品とは裏腹に、中身は一切の妥協を許さず「研ぎ澄まされた純米酒」を追求しています。

現在、当店では山本酒造店さんの商品を24種類取り扱っております。酒蔵のより詳しい説明や、こだわりが詰まった商品の概要やラインナップの紹介は、こちらの専用ページで詳しくご覧いただけます。
👉 [ 山本酒造店 の酒蔵ページはこちら ]

② 特定名称分類(純米・吟醸など)の捉え方について

質問:そのお酒の特定名称を見れば、ある程度の味の傾向はわかりますか?

返答:特定名称は、あくまで原料や精米歩合による分類ですので、いわゆる”当社比”のようなものと考えて下さい。「その蔵の商品の中」ではある程度の傾向は把握できます(純米は純米吟醸よりも旨味があり、純米大吟醸は透明感や高級感がある…など)。しかし一般的にお酒を選ぶ場合は、ひとつの酒蔵の商品ラインナップ内で選ぶことは少なく、複数の酒蔵のお酒の中から選ぶ場合は、それほど明確な指標にはなりません。仕込み水・酒米・酵母・酒母・温度経過…など、日本酒の味は無数の分岐によって左右されるので、特定名称は参考程度で把握されることをお勧めします。

③ スペック(数値)による味の予測について

質問:酒米、酵母、日本酒度などのスペックから、味を予測することはできますか?

返答:正確には予測できません。数値や原材料の種類はあくまで「点」に過ぎず、それらが複雑に絡み合って日本酒の風味を形成しています。例えば「〇〇米のお酒」を何種類か飲んで、どれも美味しかった場合でも、それは「〇〇米が優れた米だから」ではなく、「その米の特性を理解した造り手が、そのポテンシャルを引き出す造り(精米や吸水や温度管理…など)をした結果」だと思って下さい。

同じ米、同じ酵母、同じ数値でも、蔵の仕込み水や設備、造り手の技術や手のかけ方で驚くほど味は変わります。スペック表を見てお酒を選ぶ時、例えば「生酛」「純米」「〇〇米」「△△酵母」とあった場合は、「カテゴリ:時代劇」「演目:忠臣蔵」「主演〇〇」「助演△△」と書いてあるようなものです。もちろん監督さんはその酒蔵さんです。「どんな作品なのか楽しみだ」といったスタンスで楽しむことをお勧めします。

④ 醸造アルコールについて

質問:醸造アルコールが添加されているお酒は避けたほうがいいですか?悪酔いすると聞いたのですが…

返答:残念ならが「純米=善、アル添=悪」と考えている方が一定数いるのは事実ですが…、醸造アルコール添加はむしろ「キレ」や「香り」をデザインするための、高度な技術の一つであり、醸造アルコール→悪酔いと直結するものではありません。一般的に…、吟醸香(=高級エステル香)はアルコールにのみ溶けるので、アルコール添加をしたほうが香りを多く保ちやすいこと、また口当たりの滑らかさやキレが良くなるという点で使用されているものが多いので、もしかするとその「悪酔いする」と言っていた人が悪酔いしたのは…、飲みやすくて飲み過ぎてしまったのかもしれません。

⑤ 失敗しない「選び方」のコツ

質問:自分の好みに合うお酒を、どうやって見つければいいですか?

返答:御覧頂いた「酒逢店主のテイスティングレビュー」に記載のあるスペックを参考程度に見たうえで、どんな香りや口当たりなのかもサラッと確認して、特に「おすすめされているおつまみ」の傾向をチェックしてみてください。「〇〇のような香り」「〇〇な口当たり」といった感想は個人差も発生しますが、「このお酒、〇〇に合いそう」という感覚は、一番ズレが少ない共通感覚であると考え、必ず少なくとも数種類のおつまみ名を記載していますので、ご参考にして下さい。

⑥ 日本酒という「趣味」の楽しみ方

質問:自分にとって「正解の1本」をどう探せばいいですか?

返答:日本酒の「合う・合わない」は、その日の体調や疲れ具合、一緒に食べる料理、さらには一人で飲むか、誰と一緒に飲むか…でも変化します。また「自分の好みの方向」ですら、時間とともに変わっていくものです。正解を求めるよりも、「今の自分にはこれが心地よい」という一期一会の変化を楽しむ中で、無限のバリエーションに触れ、その探求のプロセス自体を楽しむのが、日本酒という趣味の醍醐味だと考えています。