この味見ログは、地酒専門店「酒逢」が実際に開栓・試飲してまとめたレビューです。お酒のコンセプトや酒蔵の思い、造りの背景から、香り・味わい・飲み方・相性の良いおつまみまで、詳しく紹介しています。

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手取川 neo. 2025 SAKE THAT BRINGS HAPPINESS|青い果実香と軽快なガス感、奥行きあるモダン山廃辛口

手取川 neo. 2025 SAKE THAT BRINGS HAPPINESS|青い果実香と軽快なガス感、奥行きあるモダン山廃辛口

#試飲 ができる、こだわりの #地酒専門店 #SAKEOH酒逢

本日も元気に13時より営業致します!

さて本日も美味しいお酒のご案内

石川県白山市の #吉田酒造店 さんから入荷😁

#手取川neo2025SAKETHATBRINGSHAPPINESS
2530円/720ml 4400円/1800ml

(日本酒度・酸度:非公開 精米歩合 麹米45%・掛米55% alc 13度)

*** 圧縮6行お酒紹介🍶 ***

① 関連ワード:手取川/てどりがわ/石川/吉田酒造店/neo.2025/山廃/低アルコール/山田錦/原酒/辛口
② 無理矢理ひと言で →【青い果実香ふわり・ガス感と奥行きあるモダン山廃辛口】
③ 万人受け度  ★★★★★★★★
④ ストーリー性 ★★★★★
⑤ 推奨飲み方:キンキン・常温
⑥ お勧めのアテ:揚げ出し豆腐、BBQ、しめさば、かつおのたたき、鯛のカルパッチョ

より詳細は以下の文章をご参照😁

*** 圧縮終わり ***

本日ご紹介するのは…「手取川 neo. 2025 SAKE THAT BRINGS HAPPINESS」。直訳すると「手取川 neo. 幸せをもたらす酒」。
そしてラベルに描かれている白い花は、白山を代表する高山植物「ハクサンイチゲ」。花言葉が…なんと「幸せを招く花」だそうです!

商品設計からネーミング、ラベルまで、こだわって色々作り込んでますね!やる気ある若者の気概を感じます!

なぜ「やる気ある若者」が出てくるのか?
まず、この「neo.」というシリーズの紹介から始めさせてもらうと…

Neo. シリーズとは…
吉田酒造店の社員・蔵人が、自分でテーマを考え、酒質設計から実際の酒造り、ラベルまで一貫して手掛けるチャレンジ企画。
その年の担当者が「こんなお酒を造ってみたい」という発想を形にするため、年ごとにテーマも使用米も酒質もガラッと変わります。
過去には、高アルコールの甘口、五百万石を使った山廃純米大吟醸、石川門を90%精米で醸す低精白酒、雄町の山廃純米吟醸など…かなり自由。

いわば吉田酒造店の蔵人が情熱と発想で「次の手取川」を試す実験場のようなシリーズです😁

そして今回の「neo. 2025」を手掛けたのは、吉田酒造店の蔵人・瀬戸悠登さん(こないだお会いしましたが、めっちゃ好青年!)

裏面ラベルに、このお酒に込めた想いがかなり詳しく書いてあります。

以下引用。

“当蔵のもうひとつのブランド「吉田蔵u」を好きになって、酒造りの世界に飛び込んで2年半。「吉田蔵uの辛口があったらどんな感じになるだろう?!」と思ったのが今回のneo.を造るきっかけでした。

霊峰白山の恵みを受けて育った私が、同じく白山の地で育った山田錦を使用し、当蔵が得意とする「山廃×低アルコール」の技術で「辛口」のお酒に挑戦。

できあがったのは、エレガントで優しい味わいの中に程よい酸味がある、すっきりドライなお酒です。口に含むと穏やかな香りが広がり、発酵由来の微発泡感を感じていただけます。

お鮨や和食、カルパッチョなどのさっぱりとした前菜系との相性抜群です。

このお酒を手に取ってくださった方の時間が幸せなものになりますよう、願いを込めて。(蔵人 瀬戸悠登)”

とのこと!

なので今回のテーマは…

【山廃 × 低アルコール × 辛口】

吉田酒造店さんが得意とする山廃・低アルコールという現代的な酒質設計をベースに、今回はそこへ「辛口」という方向性を組み合わせています。

さて肝心のお味は…!

開栓時「シュ、ポン!」っといい音!
別に吹き出すとかそういう感じではないですが、瓶内のガスが開栓のお手伝いしてくれた感じ。

上立ち香は…爽やか。果物で例えるとマスカット…とか。ラベルの印象に引っ張られた訳じゃないですが…ちょっと青い感じと花の蜜も感じます🌷
口に含むと…、ふわふわ柔らか。アルコール度13度の軽さも相まって…非常に軽快です。
しばらく口に含むと…「…………チリ……チリ…チリチリチリチリチリ」とちょっと遅れてグイグイくる軽快なガス感が心地良い😁

香りは…派手さはなく、でも例えるならやっぱりマスカット。ジュルジュルと香りの奥を探すと…グアバ的な青い香りもふわりと絡む。
喉を通すとふわりと落ちて…、余韻は3秒ほどで「フワッ」と消える。

とはいえ優しい・軽いだけでもなくて…味わいの中に山廃らしい立体感や奥行きはしっかりと感じます。

まさに商品紹介の記載にあった通り

>エレガントで優しい味わいの中に程よい酸味がある、すっきりドライなお酒

いわゆる「ピリッと辛口の日本酒」とは距離がありますが…、手取川(吉田蔵u含む)☓山廃☓低アルコール☓【辛口】ということであれば、「それな」ってなりますね😁

合わせるおつまみは…、具体名を言うなら
揚げ出し豆腐、BBQ、しめさば、かつおのたたき、鯛のカルパッチョ

とかでしょうか…、思いつくまま列挙しましたが
もちろん和食全般OKですが、「淡白でも少しクセのある…」みたいなおつまみの方が良い気がします

皆様もぜひお試しください。

もちろん #お味見 してからのご購入もできます。ぜひご用命下さいm(_ _)m
取り置き、ご相談をご希望の方はコメントをお願いします。

※ 遠方の方は、当店の通販サイトからのご注文も承っております。

このお酒の在庫状況・ご購入はこちら:

※リンク先の商品ページで「四合瓶 / 一升瓶」のサイズ切り替えが可能です。

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この記事について

この記事は、地酒専門店 酒逢の店主を中心に、スタッフが実際に商品を試飲し、その際の記録や酒蔵からの情報をもとに作成しています。 酒逢について

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① このお酒を造っているのはどんな酒蔵ですか?特徴も教えてください

返答: 石川県の吉田酒造店さんです。以前、酒蔵ガイドとしてまとめた概略を引用してご紹介します。

霊峰白山の麓で150有余年。100年の歳月をかけて湧き出る「白山百年水」を使い、独特のキレと繊細な立体感を両立させる吉田酒造店。

伝統の"山廃造り"を現代的に再構築した「モダン山廃」の先駆であり、平均年齢30代前半の若きチームがその瑞々しい感性で、日本酒の次なるスタンダードを模索し続けています。

夏は蔵人が田に、冬は農家が蔵に入る「農醸一貫」の絆。白山の自然を次世代へ繋ぐ持続可能な酒造りを掲げ、その一滴には、地域と手を取り合う実直な情熱が宿っています。

現在、当店では吉田酒造店さんの商品を44種類取り扱っております。酒蔵のより詳しい説明や、こだわりが詰まった商品の概要やラインナップの紹介は、こちらの専用ページで詳しくご覧いただけます。
👉 [ 吉田酒造店 の酒蔵ページはこちら ]

② 特定名称分類(純米・吟醸など)の捉え方について

質問:そのお酒の特定名称を見れば、ある程度の味の傾向はわかりますか?

返答:特定名称は、あくまで原料や精米歩合による分類ですので、いわゆる”当社比”のようなものと考えて下さい。「その蔵の商品の中」ではある程度の傾向は把握できます(純米は純米吟醸よりも旨味があり、純米大吟醸は透明感や高級感がある…など)。しかし一般的にお酒を選ぶ場合は、ひとつの酒蔵の商品ラインナップ内で選ぶことは少なく、複数の酒蔵のお酒の中から選ぶ場合は、それほど明確な指標にはなりません。仕込み水・酒米・酵母・酒母・温度経過…など、日本酒の味は無数の分岐によって左右されるので、特定名称は参考程度で把握されることをお勧めします。

③ スペック(数値)による味の予測について

質問:酒米、酵母、日本酒度などのスペックから、味を予測することはできますか?

返答:正確には予測できません。数値や原材料の種類はあくまで「点」に過ぎず、それらが複雑に絡み合って日本酒の風味を形成しています。例えば「〇〇米のお酒」を何種類か飲んで、どれも美味しかった場合でも、それは「〇〇米が優れた米だから」ではなく、「その米の特性を理解した造り手が、そのポテンシャルを引き出す造り(精米や吸水や温度管理…など)をした結果」だと思って下さい。

同じ米、同じ酵母、同じ数値でも、蔵の仕込み水や設備、造り手の技術や手のかけ方で驚くほど味は変わります。スペック表を見てお酒を選ぶ時、例えば「生酛」「純米」「〇〇米」「△△酵母」とあった場合は、「カテゴリ:時代劇」「演目:忠臣蔵」「主演〇〇」「助演△△」と書いてあるようなものです。もちろん監督さんはその酒蔵さんです。「どんな作品なのか楽しみだ」といったスタンスで楽しむことをお勧めします。

④ 醸造アルコールについて

質問:醸造アルコールが添加されているお酒は避けたほうがいいですか?悪酔いすると聞いたのですが…

返答:残念ならが「純米=善、アル添=悪」と考えている方が一定数いるのは事実ですが…、醸造アルコール添加はむしろ「キレ」や「香り」をデザインするための、高度な技術の一つであり、醸造アルコール→悪酔いと直結するものではありません。一般的に…、吟醸香(=高級エステル香)はアルコールにのみ溶けるので、アルコール添加をしたほうが香りを多く保ちやすいこと、また口当たりの滑らかさやキレが良くなるという点で使用されているものが多いので、もしかするとその「悪酔いする」と言っていた人が悪酔いしたのは…、飲みやすくて飲み過ぎてしまったのかもしれません。

⑤ 失敗しない「選び方」のコツ

質問:自分の好みに合うお酒を、どうやって見つければいいですか?

返答:御覧頂いた「酒逢店主のテイスティングレビュー」に記載のあるスペックを参考程度に見たうえで、どんな香りや口当たりなのかもサラッと確認して、特に「おすすめされているおつまみ」の傾向をチェックしてみてください。「〇〇のような香り」「〇〇な口当たり」といった感想は個人差も発生しますが、「このお酒、〇〇に合いそう」という感覚は、一番ズレが少ない共通感覚であると考え、必ず少なくとも数種類のおつまみ名を記載していますので、ご参考にして下さい。

⑥ 日本酒という「趣味」の楽しみ方

質問:自分にとって「正解の1本」をどう探せばいいですか?

返答:日本酒の「合う・合わない」は、その日の体調や疲れ具合、一緒に食べる料理、さらには一人で飲むか、誰と一緒に飲むか…でも変化します。また「自分の好みの方向」ですら、時間とともに変わっていくものです。正解を求めるよりも、「今の自分にはこれが心地よい」という一期一会の変化を楽しむ中で、無限のバリエーションに触れ、その探求のプロセス自体を楽しむのが、日本酒という趣味の醍醐味だと考えています。