このブログ記事は、地酒専門店「酒逢(さけおう)」が、入荷ごとに実際に開栓・試飲して記録しているテイスティングレビューです。商品ごとの香り、口当たり、旨み、余韻、飲み方、相性の良いおつまみを、購入前の判断材料としてできるだけ具体的に紹介しています。

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会津産山田錦と2種類の酵母が生む、キュートな酸味・透明感・驚くほどの飲みやすさ|月白の天明 純米吟醸 本生

会津産山田錦と2種類の酵母が生む、キュートな酸味・透明感・驚くほどの飲みやすさ|月白の天明 純米吟醸 本生

#試飲 ができる、こだわりの #地酒専門店酒逢
本日も元気に13時より営業致します!

さて本日も美味しいお酒のご案内

#月白の天明純米吟醸本生 が新入荷😁

2255円/720ml 4180円/1800ml
(日本酒度 -6 酸度 2.0 alc 14.5度 精米歩合 50%)

*** 圧縮6行お酒紹介🍶 ***

① 関連ワード:天明/てんめい/福島/曙酒造/純米吟醸/会津産山田錦/リンゴ酸多産性酵母・協会1001号/生酒
② 無理矢理ひと言で →【個性的な優しい酸味と透明感・飲みやす過ぎ注意⚠️】
③ 万人受け度  ★★★★★★★
④ ストーリー性 ★★★★★
⑤ 推奨飲み方:キンキン・常温
⑥ お勧めのアテ:白身魚の昆布締め、牛タン塩、牛しゃぶポン酢、しめさば、鯛のカルパッチョ

より詳細は以下の文章をご参照😁

*** 圧縮終わり ***

天明シリーズのいわゆる季節品でない【年間定番品】に2025年より新しく加わった #月白の天明
当店では”通年ずっとある”…わけではないですが…、ちょくちょく取り扱っております。

発売当初にもらった公式の商品紹介を以下引用😁

“【時代と共に進化をするお酒を目指して】

曙酒造が繋ぎ続けた言葉、願いがあります。『時代と共に進化するお酒を醸す』
みどり色の天明は、立ちあげ当初から兵庫県山田錦を使用し、3つの酵母(協会9号酵母・うつくしま煌酵母・自社酵母N)を使用、3本のブレンドからなる香りと甘さを基調としたお酒でした。配合やブレンドを酒造期ごとに調整し続けたお酒でもあります。

20年かけ、山田錦を会津産で補うことができるようになった2024年。そして天明ブランド立ち上げ25年。新たなる25年をさらに積み上げるべく、モデルチェンジを実施いたしました。天明が考える進化を目指した生酒です。

【月白の天明のコンセプトとは?】

天明商品は、イメージする風土や我々の想い、ふくしま会津坂下をイメージ、商品デザインと酒質設定をおこなっています。
オレンジ天明でいえば、酒造りに対する情熱。定番の白文字は、丁寧で清潔な仕事から生まれる透明感など。それぞれに想いをのせております。

冬の空にみた、月のあかり。月光冠と月暈、月白との出逢い。
ちょうど2月の深夜2時でした。深夜の麴作業を終え蔵の外、凍結した道。
足を滑らせて、後ろに倒れるように後頭部から滑り倒れ、足が見えたあとにみえた月。
頭を打った自分は、その場で記憶を飛ばすわけですが。数分後、気づいたときに見た夜の空を今でも覚えています。

月の周囲に拡がる虹のような輪、月光冠。雲の動きとともに現れた、月暈。脳震盪で動かない体をなにかに支えられている不思議な感覚と美しい光景に涙が溢れました。きっと痛かったのもありますが。

冬にしかみられないその貴重な光景のように美しく、パワーを持ったお酒。いまを生きる我々がすすめる、食べるという生きる活動に華を優しく添えることができる酒質をご提案できればと存じます。

【目指す味わいとは?】 
会津産山田錦を100%使用、50%まで磨きをかけた、甘みと酸味が主役の生酒。
リンゴ酸多生産酵母と協会1001号酵母を使用し、キュートな酸味を持ち合わせた林檎を彷彿させるような生酒を目指しています。黒ラベルと同じ精米歩合ですが、全く違う原酒です。様々なお料理に寄り添えるようにバランスが取れればと考えております。

【詳細】麹・掛 会津産山田錦(精米歩合50%)
【使用酵母】リンゴ酸多産性酵母、協会1001号
【スペック】アルコール14~15度 日本酒度‐5 酸度2.5(想定値) ”

とのこと!

さてお味は…

開栓時無音。色は無色透明。
上立ち香は…派手さは無いけれど輪郭がしっかりと伝わる酸。食べ頃に熟した八朔を思わせる雰囲気。

口に含むと…、さらさら6+ふわふわ3+αの奥行き、10秒くらい置いて「ジュワジュワ…」と自己主張を始める柔らかめの酸。

引用文中のこの部分

>リンゴ酸多生産酵母と協会1001号酵母を使用し、キュートな酸味を持ち合わせた林檎

うん、確かにキュートな酸。わかります😁

香りは…八朔・シャクシャクの林檎・シャインマスカットの果皮…などを思わせる爽快で軽快な香り。
なんかこう…「極めて爽やかだけどそれだけじゃない」、わずかなアクセントを伴った爽快さ。

喉を通すとスーッと流れて、舌の上の酸のチリチリは…5秒くらい居座って、ふわっと消えていきます。

紹介文に語られている「深夜に地面から見る白く光る月」のイメージ、
お酒を例えるにはポエム過ぎる感じがありますが、実際飲んでみると分からなくもない気がします!

キンキンでも美味しいですが、常温になるとより滑りが良くなり酸が優しく感じられます。
ぜひグラスに多めに注いで、時間をかけて味わってみて下さい!

合わせるおつまみは…、具体名を言うなら
白身魚の昆布締め、牛タン塩、牛しゃぶポン酢、しめさば、鯛のカルパッチョ

とかでしょうか。爽やかな酸のインパクトがあるお酒なので…、おつまみも少し個性的な方がいいかもと思います

もちろん #お味見 してからのご購入もできます。ぜひご用命下さいm(_ _)m
取り置き、ご相談をご希望の方はコメントをお願いします。

※ 遠方の方は、当店の通販サイトからのご注文も承っております。

このお酒の在庫状況・ご購入はこちら:

※リンク先の商品ページで「四合瓶 / 一升瓶 / その他」のサイズ切り替えが可能です。

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① このお酒を造っているのはどんな酒蔵ですか?特徴も教えてください

返答: 福島県の曙酒造さんです。以前、酒蔵ガイドとしてまとめた概略を引用してご紹介します。

明治37年創業。古くからの米どころとして知られる福島県会津坂下町、日本屈指の超軟水が湧き出る地に居を構える曙酒造。

モダンで挑戦的な「天明」と、柔らかで親しみやすい「一生青春」という二つの看板銘柄を展開。共通するのは、徹底した醸造管理がもたらす透明感と、旨味・甘み・酸味の絶妙なバランス。

蔵元・鈴木孝市氏のもと、細部に至るまで工程に理と根拠を求め、理想の味わいをロジカルに突き詰める。飲む人の食卓に華を添える一本のために、妥協なく考え抜き、進化を止めない求道的な蔵。

現在、当店では曙酒造さんの商品を52種類取り扱っております。酒蔵のより詳しい説明や、こだわりが詰まった商品の概要やラインナップの紹介は、こちらの専用ページで詳しくご覧いただけます。
👉 [ 曙酒造 の酒蔵ページはこちら ]

② 特定名称分類(純米・吟醸など)の捉え方について

質問:そのお酒の特定名称を見れば、ある程度の味の傾向はわかりますか?

返答:特定名称は、あくまで原料や精米歩合による分類ですので、いわゆる”当社比”のようなものと考えて下さい。「その蔵の商品の中」ではある程度の傾向は把握できます(純米は純米吟醸よりも旨味があり、純米大吟醸は透明感や高級感がある…など)。しかし一般的にお酒を選ぶ場合は、ひとつの酒蔵の商品ラインナップ内で選ぶことは少なく、複数の酒蔵のお酒の中から選ぶ場合は、それほど明確な指標にはなりません。仕込み水・酒米・酵母・酒母・温度経過…など、日本酒の味は無数の分岐によって左右されるので、特定名称は参考程度で把握されることをお勧めします。

③ スペック(数値)による味の予測について

質問:酒米、酵母、日本酒度などのスペックから、味を予測することはできますか?

返答:正確には予測できません。数値や原材料の種類はあくまで「点」に過ぎず、それらが複雑に絡み合って日本酒の風味を形成しています。例えば「〇〇米のお酒」を何種類か飲んで、どれも美味しかった場合でも、それは「〇〇米が優れた米だから」ではなく、「その米の特性を理解した造り手が、そのポテンシャルを引き出す造り(精米や吸水や温度管理…など)をした結果」だと思って下さい。

同じ米、同じ酵母、同じ数値でも、蔵の仕込み水や設備、造り手の技術や手のかけ方で驚くほど味は変わります。スペック表を見てお酒を選ぶ時、例えば「生酛」「純米」「〇〇米」「△△酵母」とあった場合は、「カテゴリ:時代劇」「演目:忠臣蔵」「主演〇〇」「助演△△」と書いてあるようなものです。もちろん監督さんはその酒蔵さんです。「どんな作品なのか楽しみだ」といったスタンスで楽しむことをお勧めします。

④ 醸造アルコールについて

質問:醸造アルコールが添加されているお酒は避けたほうがいいですか?悪酔いすると聞いたのですが…

返答:残念ならが「純米=善、アル添=悪」と考えている方が一定数いるのは事実ですが…、醸造アルコール添加はむしろ「キレ」や「香り」をデザインするための、高度な技術の一つであり、醸造アルコール→悪酔いと直結するものではありません。一般的に…、吟醸香(=高級エステル香)はアルコールにのみ溶けるので、アルコール添加をしたほうが香りを多く保ちやすいこと、また口当たりの滑らかさやキレが良くなるという点で使用されているものが多いので、もしかするとその「悪酔いする」と言っていた人が悪酔いしたのは…、飲みやすくて飲み過ぎてしまったのかもしれません。

⑤ 失敗しない「選び方」のコツ

質問:自分の好みに合うお酒を、どうやって見つければいいですか?

返答:御覧頂いた「酒逢店主のテイスティングレビュー」に記載のあるスペックを参考程度に見たうえで、どんな香りや口当たりなのかもサラッと確認して、特に「おすすめされているおつまみ」の傾向をチェックしてみてください。「〇〇のような香り」「〇〇な口当たり」といった感想は個人差も発生しますが、「このお酒、〇〇に合いそう」という感覚は、一番ズレが少ない共通感覚であると考え、必ず少なくとも数種類のおつまみ名を記載していますので、ご参考にして下さい。

⑥ 日本酒という「趣味」の楽しみ方

質問:自分にとって「正解の1本」をどう探せばいいですか?

返答:日本酒の「合う・合わない」は、その日の体調や疲れ具合、一緒に食べる料理、さらには一人で飲むか、誰と一緒に飲むか…でも変化します。また「自分の好みの方向」ですら、時間とともに変わっていくものです。正解を求めるよりも、「今の自分にはこれが心地よい」という一期一会の変化を楽しむ中で、無限のバリエーションに触れ、その探求のプロセス自体を楽しむのが、日本酒という趣味の醍醐味だと考えています。