地酒専門店「酒逢」の店主が、入荷ごとに実際に開栓・試飲して記録しているテイスティングレビューの一覧です。

各商品ごとの具体的な香り、口当たり、旨み、余韻、おすすめの飲み方(温度帯)から、相性の良いおつまみ(ペアリング)まで、ご購入前の安心な判断材料としていただけるよう、できるだけ詳しくご紹介しています。あなたにぴったりの最高の1本を選ぶ参考に、ぜひご活用ください。

店主の味見ログ

桃色の天明 特別本醸造 二回火入れ|天明が再び挑んだ“新たな定番酒”を味見レビュー

2026年05月24日

桃色の天明 特別本醸造 二回火入れ|天明が再び挑んだ“新たな定番酒”を味見レビュー

福島県・曙酒造の「桃色の天明 特別本醸造 二回火入れ」を味見レビュー。桃のような香り、ふわふわでつるりとした口当たり、軽快で優しい食中酒としての魅力を紹介します。

特別な日に開けたい一本。出羽桜 純米大吟醸酒 雪漫々に合う料理と味わいレビュー

2026年05月24日

特別な日に開けたい一本。出羽桜 純米大吟醸酒 雪漫々に合う料理と味わいレビュー

山形県・出羽桜酒造の「出羽桜 純米大吟醸酒 雪漫々」を味見レビュー。透明感、爆発的な香り、シルクのような口当たり、抜群のキレまで詳しく紹介します。

手取川 瑞流 ZUIRYUに合う料理|贈答・特別な日の日本酒選びにもおすすめ

2026年05月24日

手取川 瑞流 ZUIRYUに合う料理|贈答・特別な日の日本酒選びにもおすすめ

石川県・吉田酒造店の「手取川 瑞流 ZUIRYU」を酒逢店主が味見レビュー。百万石乃白、金沢酵母、山廃造りで醸した特別な純米大吟醸の香り、口当たり、余韻を詳しく紹介します。

洋梨、ジューシー、ふっと消えるキレ。作 純米吟醸 恵乃智の華やかな味わい

2026年05月24日

洋梨、ジューシー、ふっと消えるキレ。作 純米吟醸 恵乃智の華やかな味わい

作 純米吟醸 恵乃智に合う料理やおつまみを、酒逢店主の味見ログから紹介。カマンベール、鶏南蛮漬け、焼き鳥、BBQ、カレイの煮付けなど、晩酌や食中酒選びの参考に。

洋梨、バニラ、絹のような口当たり。作 純米吟醸 雅乃智の“するする消える”味わい

2026年05月24日

洋梨、バニラ、絹のような口当たり。作 純米吟醸 雅乃智の“するする消える”味わい

三重県・清水清三郎商店の定番酒「作 純米吟醸 雅乃智」を酒逢店主が味見レビュー。洋梨やバニラを思わせる香り、なめらかな口当たり、キレの良い余韻を詳しく紹介します。

たっぷりガス感、フレッシュ元気、それでも上品 | 手取川 あらばしり 大吟醸 生酒、看板商品らしい立体感

2026年05月24日

たっぷりガス感、フレッシュ元気、それでも上品 | 手取川 あらばしり 大吟醸 生酒、看板商品らしい立体感

石川・吉田酒造店の看板商品「手取川 あらばしり 大吟醸 生酒」を試飲。あらばしりらしい強めのガス感とフレッシュさ、リンゴや南国果実を思わせる香り、手取川らしい立体感が魅力です。爽快さと奥行きが両立した大吟醸生酒を詳しく解説します。

出羽桜 蔵涼み 特別本醸造

2026年05月23日

生酒を氷温熟成→瓶火入れで閉じ込める"滑らか"と"涼やか" | 出羽桜 蔵涼み 特別本醸造、若々しさと落ち着きの両立が凄い!

茄子の煮びたし、揚げ出し豆腐、焼き鳥ささみわさび、さざえ壺焼き、ぶり大根など、和食全般と合わせたい一本。出羽桜 蔵涼み 特別本醸造は、軽やかで甘ったるさがなく、冷やして楽しみたい夏の食中酒です。

山本ストロベリーレッド生原酒

2026年05月22日

レバニラ、BBQ、ポテチで飲みたい日本酒 | 山本 ストロベリーレッド、ちゃんとした和食よりジャンクに寄せたい甘酸系生原酒

秋田・山本酒造店の「山本 純米吟醸 生原酒 ストロベリーレッド」を試飲。ピュアブラック、ミッドナイトブルーの姉妹品で、白麹由来のクエン酸が生む甘酸っぱさが特徴です。柑橘やラズベリーを思わせる爽快な香りと、生原酒らしいフレッシュ感を詳しく解説します。

出羽桜 微発泡 吟醸にごり とび六 本生

2026年05月21日

きめ細かいシュワシュワが心地良いスパーリング、そして数分後に現れる吟醸の王道 | 出羽桜 とび六、青く爽やかな香りが弾ける本生にごり

山形・出羽桜酒造の「微発泡 吟醸にごり とび六 本生」を試飲。瓶内二次発酵による自然な炭酸ガス、爽快な喉越し、甘すぎないドライな味わいが魅力です。和梨や洋梨、青い果実を思わせる香りと、吟醸らしい上品さまで詳しく解説します。

金陵 オリーブ酵母 純米吟醸無濾過生原酒

2026年05月20日

白ワイン感覚で楽しみたい、甘酸っぱくて爽やかな生原酒 | 金陵 オリーブ酵母 純米吟醸生原酒、よだれ鶏やBBQに合わせたい一本

ピスタチオ、よだれ鶏、なんこつ唐揚げ、BBQ、鯛の昆布締め、ホタテバター焼きなど、酸がフィットする料理と好相性。金陵 オリーブ酵母 純米吟醸無濾過生原酒は、日本酒らしさと白ワインのような爽やかさをあわせ持つ、食卓で使いやすい甘酸系の一本です。

萩の鶴 別仕込み 真夏の猫

2026年05月16日

🏖️夏にビーチで飲みたくなる数少ない日本酒 | 萩の鶴 真夏の猫、BBQやカキフライにも合う夏の一本

ピスタチオ、BBQ、カキフライ、フィッシュ・アンド・チップスなど、少し濃い味の洋食やジャンクなおつまみとも好相性。萩の鶴 別仕込 真夏の猫は、華やかな香りとほんのり甘い味わいで、夏の食卓や外飲み気分にぴったりの一本です。

茄子の煮びたしや寿司、家庭の和食に静かに寄り添う | 霧筑波 特別純米酒、食事の裏方に徹して"良い仕事"をする名脇役

2026年05月14日

茄子の煮びたしや寿司、家庭の和食に静かに寄り添う | 霧筑波 特別純米酒、食事の裏方に徹して"良い仕事"をする名脇役

茄子の煮びたし、里芋の煮物、まぐろのかま塩焼きなど、古き良き家庭の和食と抜群の相性を見せます。自らが目立つのではなく、料理の味や香りを引き立てる澄み切った味わい。いつまでも、いつまでもゆっくりと飲み続けられる、日常の晩酌に最適な一本を詳細に解説します。

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🍶 日本酒の選び方・楽しみ方についてのよくある質問(クリックで展開)

① 特定名称分類(純米・吟醸など)の捉え方について

質問:そのお酒の特定名称を見れば、ある程度の味の傾向はわかりますか?

返答:特定名称は、あくまで原料や精米歩合による分類ですので、いわゆる”当社比”のようなものと考えて下さい。「その蔵の商品の中」ではある程度の傾向は把握できます(純米は純米吟醸よりも旨味があり、純米大吟醸は透明感や高級感がある…など)。しかし一般的にお酒を選ぶ場合は、ひとつの酒蔵の商品ラインナップ内で選ぶことは少なく、複数の酒蔵のラインナップの中からお酒を選ぶ場合は、それほど明確な指標にはなりません。仕込み水・酒米・酵母・酒母・温度経過…など、日本酒の味は無数の分岐によって左右されるので、特定名称は参考程度で把握されることをお勧めします。

② スペック(数値)による味の予測について

質問:酒米、酵母、日本酒度などのスペックから、味を予測することはできますか?

返答:正確には予測できません。数値や原材料の種類はあくまで「点」に過ぎず、それらが複雑に絡み合って日本酒の風味を形成しています。例えば「〇〇米のお酒」を何種類か飲んで、どれも美味しかった場合でも、それは「〇〇米が優れた米だから」ではなく、「その米の特性を理解した造り手が、そのポテンシャルを引き出す造り(精米や吸水や温度管理…など)をした結果」だと思って下さい。

同じ米、同じ酵母、同じ数値でも、蔵の仕込み水や設備、造り手の技術や手のかけ方で驚くほど味は変わります。スペック表を見てお酒を選ぶ時、例えば「生酛」「純米」「〇〇米」「△△酵母」とあった場合は、「カテゴリ:時代劇」「演目:忠臣蔵」「主演〇〇」「助演△△」と書いてあるようなものです。もちろん監督さんはその酒蔵さんです。「どんな作品なのか楽しみだ」といったスタンスで楽しむことをお勧めします。

③ 醸造アルコールについて

質問:醸造アルコールが添加されているお酒は避けたほうがいいですか?悪酔いすると聞いたのですが…

返答:残念ならが「純米=善、アル添=悪」と考えている方が一定数いるのは事実ですが…、醸造アルコール添加はむしろ「キレ」や「香り」をデザインするための、高度な技術の一つであり、醸造アルコール→悪酔いと直結するものではありません。一般的に…、吟醸香(=高級エステル香)はアルコールにのみ溶けるので、アルコール添加をしたほうが香りを多く保ちやすいこと、また口当たりの滑らかさやキレが良くなるという点で使用されているものが多いので、もしかするとその「悪酔いする」と言っていた人が悪酔いしたのは…、飲みやすくて飲み過ぎてしまったのかもしれません。

④ 失敗しない「選び方」のコツ

質問:自分の好みに合うお酒を、どうやって見つければいいですか?

返答:御覧頂いた「酒逢店主のテイスティングレビュー」に記載のあるスペックを参考程度に見たうえで、どんな香りや口当たりなのかもサラッと確認して、特に「おすすめされているおつまみ」の傾向をチェックしてみてください。「〇〇のような香り」「〇〇な口当たり」といった感想は個人差も発生しますが、「このお酒、〇〇に合いそう」という感覚は、一番ズレが少ない共通感覚であると考え、必ず少なくとも数種類のおつまみ名を記載していますので、ご参考にして下さい。

⑤ 日本酒という「趣味」の楽しみ方

質問:自分にとっての「正解の1本」をどう探せばいいですか?

返答:日本酒の「合う・合わない」は、その日の体調や疲れ具合、一緒に食べる料理、さらには一人で飲むか、誰と一緒に飲むか…でも変化します。また「自分の好みの方向」ですら、時間とともに変わっていくものです。正解を求めるよりも、「今の自分にはこれが心地よい」という一期一会の変化を楽しむ中で、無限のバリエーションに触れ、その探求のプロセス自体を楽しむのが、日本酒という趣味の醍醐味だと考えています。